セカンドシーズン第18回:2011/01/01
そ
ろそろ、この連載をまとめておこう。
お金について考えているうちに
今の時点での、自分とお金との関わりが
よく見えてきた。
何度も言っているように、どうやら僕は
「有意義にお金を使う」ということが
うまくできない。
どうやら僕は一万円以上の大きなお金に
ビビってしまうことがわかってきた。
ビビるから、逆にムダな散財をしがちだ。
おそらく、お金にビビらない人ほど
上手にお金を使うのだろうが、
どうやって大きな金額に慣れていけばいいのか
僕にはまだよくわからない。
さらに、お金には
目に見える現金という形と、
数字だけで表される実体のない概念
という様々な状態がある。
株やFXなど、金融商品でお金を増やそう
というとき、
自分はいったいどのお金を増やしたいのか。
お金を増やして何がしたいのか。
お金はパワーなのである。
パワーにはもちろん魅力がある。
欲しくなる。
でも、そのパワーを使って
自分は何がしたいのか?
という問い、つまり自分の欲望に
直面することになる。
自分の欲望は、手にしたお金=パワーより
大きいか小さいか。
そんなことが浮き彫りになる。
僕はおそらく、お金の使い道について
途方に暮れることだろう。
まだまだ、お金について、お金との関わりについて
僕にはよく理解できないことがいっぱいある。
例えばギャンブル。
例えば大きな借金。
例えば「本当にお金がない」ということ。
お金は、その人自身の器や生き方、性格などに
合わせてどんどんと様相を変えて現われる。
お金はおのれを映す鏡だ。
2010年からお金について考えているうちに
見えてきたのは、僕自身の矮小な自画像だった。
もちろん
お金について考えるのを止めることはできない。
お金について考えるのを止められるのは、
石油を掘り当てたときだけだろう。
この先も、僕はお金について考えながら
自分の器の小ささと向き合うことになるだろう。
(ご愛読ありがとうございました!セカンドシーズン終了です!)