セカンドシーズンがスタートだ!

山のようなお金が欲しいわけじゃない。
でもお金との付き合い方は、考えたい。

お金に消極的な青年よ、大人になれ!


セカンドシーズン第7回:2010/01/10

はどんどん使うべきだ、という
考え方があるいっぽうで、
我々がガンジガラメになっている
ひとつの考え方がある。

「アリとキリギリス」という寓話。

夏のあいだ、労働も貯蓄もせず
遊びに遊んだキリギリスは、
冬になると餓死。

いっぽう、夏のあいだ遊びもせず
ひたすら仕事と貯蓄に励んだアリは
冬も快適に暮らしました。

無駄遣いは悪なのだ、という考え方が
底辺に流れている。

お金は「今、使う」ものなのか。
あるいは「未来に向けて貯める」
ものなのか。

どちらが正しいのだろう?

「今、使う」だけで終わるものは
純粋な消費である。

消費は楽しい。
欲望を少しずつ叶えていけるし
みんなでワイワイ盛り上がれる。
でも、お金は使えば終わりだ。

いっぽうで
「未来に向けて貯める」ために
「今、使う」ということもある。
株や投資だ。

資本主義社会では、
「未来の貯蓄のために今使う」
という態度は、限りなく正しいと
されている。

株や投資をしない奴は馬鹿!
という言い方が何の疑いもなく
まかり通っておる。

どうも、僕たちの感覚としては
正しさの度合いとして
『貯蓄 > 消費』
という感覚が無意識にあるんじゃないか。

「消費軽視」の価値観が暴走し
「お金は貯めれば貯めるほどよい」
という価値観だけが独り歩きし、

「何のためにお金を貯めるの?」
という問いが、どんどん、どんどん
すっ飛ばされている。

僕は、お金とどう付き合いたいのか。

(つづく)