セカンドシーズン第17回:2010/11/15
お
金をスマートに、システマチックに
増やしていく人には、僕は近づきがたい。
自分がお金と付き合うのが下手、
ということもあるだろう。
そもそも、僕は一万円を超えるお金には
想像力が働かない。
2万円の買い物をしよう、というときに
果たして、その商品に2万円の価値が
あるのかどうか、ということさえ
考えることができなくなってしまう。
お金の感覚が、まだ子供なのだ。
だから欲しいものはお金のある限り
買ってしまうし、
お金が手元にないと、あるだけで工夫しよう
という気にならず、パニックに陥ってしまう。
お金との付き合い方には、
いったい何が象徴されているのだろう?
もしかしたら、
人間の成熟度が問われるのかもしれない。
僕はまだガキで、お金が上手に使えない限り
ずっとハナタレ小僧のままなのかもしれない。
そんなコンプレックスを解消したくて
お金についてあれこれと思い悩んできたが
結局のところ、自分の器の小ささを
自分で浮き彫りにしただけだった。
(つづく)