ラジオパーソナリティになるには?
こんにちは。ヤトミックカフェ運営人の矢透泰文です。今回はラジオについてのエントリーです。
主にAMラジオ業界で、ラジオで喋る人は「ラジオパーソナリティ」と称されます。
パーソナリティ=人格 ですが、「ラジオは人なり」といっても過言ではありません。
ラジオは音だけのメディアですが、リスナーと共振した時のパワーはどのメディアにも負けません。ラジオの喋り手とリスナーとの親密具合は、計り知れないものがあります。
逆に、ただ台本を読むだけだったり、しゃべりの盛り上がらない人が番組を担当した場合は、残酷なまでに番組の人気に反映されます。
まさに番組を活かすも殺すも、パーソナリティ次第なのです。
photo credit: Linda Patti via photopin cc
この「ラジオパーソナリティ」ですが、ラジオのリスナーなら一度は憧れる職業でしょう。さて、どのような人がなれるのでしょうか?
ここでは現状のラジオパーソナリティを大きく5つに分類してみました。ラジオパーソナリティになりたい!という人は参考にしてみてください。
1.アナウンサーがなるパターン
ラジオ局のアナウンサーが番組を担当する場合です。
すべての人がラジオにはまるわけではありませんが、元TBSアナウンサーの小島慶子さん、ニッポン放送の上柳昌彦さんなどラジオパーソナリティとして大変な人気を持つ人も多いです。
2.芸人さんがなるパターン
最近、富に多いパターンですが、テレビで活躍されている芸人さんが枠を持つパターンです。
これも「ラジオならではの喋り」ができる人に限られるでしょう。TBSラジオの「JUNK」などは、ほとんどが芸人さんが担当しています。
3.ミュージシャンなどがなるパターン
ライムスターの宇多丸さんなど、別の業界で活躍している人が「あの人の喋りは面白い」ということで、ラジオに紹介されてラジオを始めるパターンがあります。
これは、必ずしも有名な人でなくても放送作家やラジオディレクターなど、ラジオとつながりのある人が知り合いにいれば、見出してくれる場合もあります。
4.放送作家などがなるパターン
もともと裏方で喋り手ではなかった人が、表に出て番組を持つパターンです。有名なところでは、高田文夫先生などが挙げられます。
鈴木おさむさんなども同じようなパターンと言えるでしょう。糸井重里さんとの対談では、放送作家としてのスタートがラジオだったことが語られています。
5.オーディションで合格してなるパターン
「ラジオパーソナリティ」を公募するオーディションで合格した人がしゃべるパターンです。最近ではTBSラジオや、ニッポン放送などが実施しています。
あなたにも可能性がある
こうして見てきますと、実は、メインの職業として「ラジオパーソナリティ」を標榜する人は少ないと思われます。意外なきっかけで、いろいろな人がラジオに集まってくるのです。
それだけラジオは「可能性のある」メディアだといえるでしょう。
しかし、「最近のラジオ業界は新しいパーソナリティの発掘を怠っているのかな?」と思うところもあります。それだけ、新顔が見えてこないのです。
いっぽう、今はポッドキャストやUstreamなど、個人でもどんどん番組を発信できる時代です。
本エントリーでは、大きなラジオ局のラジオパーソナリティになるには?ということを主眼に置きましたが、「私も喋りたい!」という人がいたら、どんどん自分で番組を作ってみることをおすすめします。
ポッドキャストのリスナー数も可視化される時代ですから、いつ、どんなところにチャンスが転がっているかわかりません。
また、地域のコミュニティFMなどがあれば、企画書を持ち込んでみるのはいかがでしょうか?
ラジオの裾野を広げるためにも、面白い番組がどんどん増えて欲しいと思います。
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