なぜ、同じ失敗を何度もやらかしてしまうのか?【備忘録】
こんにちは。ヤトミックカフェ運営人の矢透泰文です。
今回のエントリーは「失敗」について考えた短めの備忘録です。
以前、私は「失敗」についてのエントリーを書きました。「その失敗、過去でもやらかしてませんか?「失敗の相似形」を考えるのココロだ!」
今回はその発展形で、「自分の思考パターンが同じ失敗を引き起こす」ということについて、書いてみたいと思います。
failure / tinou bao
自分自身の失敗については私はいつも泣かされています。日々、「あちゃー」という失敗を繰り返しているわけですが、その失敗の原因をたどると、「自分の慣れた思考パターンが引き起こしている」ケースが多いなあと今さらながら気が付きます。
思考パターンが失敗を引き起こすのは、こういう場合です。
1.無意識にそれを軽んじている場合
例えば、「メールを送る時に添付ファイルをつけたかどうか、確認するのを忘れる」という失敗があるとします。
原因を考えていくと気がつくのですが、結局は「添付ファイルを確認する」ということを軽んじているせいなのです。軽んじているから、その手順をすっ飛ばしてしまう。だから失敗が起こるのです。
わかっています。それが大事なことくらい。しかし頭でわかっていても、本当にはわかっていないのです。なぜなら、思考パターンが「メール送信時の確認を軽んじよ」という作りになっているからです。だから無意識にそれをすっ飛ばします。
このように、「頭ではわかっているから大丈夫」と安心して、自分の意識パターンに無自覚だと、同じことを繰り返してしまう場合があります。
会社を潰すくらいの大失敗をやらかせば思考パターンも変わるかもしれませんが、まあ、それでは遅すぎます・・・。
2.自分にとって「楽」な選択肢をとってしまう場合
これも1.と似ていますが、自分にとって楽な(使い慣れた)思考パターンを取ってしまうために、失敗を引き起こしているケースもあります。
例えば、何かと「これは大きめの仕事だから、あとでじっくりと考えよう」と先送りをしてしまうケースがあるとします。
その場合、考える時間が取れれば問題ありませんが、取れなかった場合ピンチです。差し迫った仕事であるとか、明日の打ち合わせのために事前に送らなければならない資料ができないなど、仕事に遅延をきたす場合もあります。
私の場合、ストレングス・ファインダーでいう「内省」の資質を持っています。「内省」を持っている人は、「考える時間」が大好きです。ですからこの時間をご褒美のように後にとっておく、ような癖があります。
じっくりと考えることが功を奏す場合もありますが、その場ですぐに取り掛かったほうが良いケースが多いです。
このように自分が「楽」な選択を無意識に取っていると、失敗を導いてしまいます。
では、こんな思考パターンから来る失敗に対して、どのような対処をすればよいでしょうか?
対処1.自分の意識パターンを意識する
失敗を繰り返さないためには何をすればいいか。まずは、何が失敗を導いているかを意識することです。
失敗をしてしまったら、面倒でも恥ずかしくてもその振り返りをし、何が原因だったのかを振り返ります。自分一人でも、人と話しながらでも、自分に合った「振り返り」をしておきます。
もちろん失敗は外的な要因に依ることも多いです。しかし、何度か同じ失敗をしてしまったなあ〜と感じたら、要注意です。思考パターンが足を引っ張っている可能性があります。
対処2.自分の意識を変えようとしない
思考パターンのせいで失敗をしているとすると、自分の意識を変えるのが正解のような気がするのですが、それはハッキリ言って効率が悪いです。自分の意識パターンを変えるためには、時間がかかります。
意識パターンを変えるのではなく、道具に頼って、周囲の環境を変えます。
例えば、前述の「メールのファイルに添付したかどうかを確認したかどうか忘れる」という問題であれば、可能であればメーラーのリマインダ機能を使います。強制的に、外部から失敗パターンに陥るのを防ぐのです。
・・・世の人はこのような工夫を、ライフハックというわけですね。
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