レコーディングダイエットとタスク管理は似ている
こんにちは。ヤトミックカフェ運営人の矢透泰文です。
久々にまたタスク管理に手を付けています。
今年の前半は忙しすぎてタスク管理が完全に崩壊していましたが、落ち着いてきましたので、あらためてタスク管理のシステムをしっかりしようと思いましたのです。
忙しいときにタスク管理が機能しなかったとは皮肉なものですが、また忙しくなる時に備えて準備をするのは悪いことではないでしょう。
以前も書きましたが、僕がタスク管理、集中術を必要とする理由はただひとつ、頭が混乱し、パニックになり、目の回る現象を回避したいからです。
目下、私が何とかしたいのは、
- 次に何をしたらいいかわからない
- あれもこれも、というときに優先順位がつけられない
- 何となく一日が過ぎて行った気がしてる(@斉藤和義)
ということです。
そもそもタスク管理にまた手を出したのは、その手の本がKindleで比較的安価に買える、というのがあって、一つでも試しに役に立てばいいと思ってダウンロードしまくったのです。
著者の皆さんはタスクセラピーのグループなので、手法や主張(TaskChute方式)が似ているのかもしれませんが、
その中で書かかれているうち、共通しているのは「記録」の大事さでした。
作業にかかった時間を記録する
↓
それぞれの作業にかかる時間を把握する
↓
次に作業を計画するときに、記録を参考に時間を見積もる(a)
↓
時間帯を決めて、(a)で見積もった時間を元に、パズルのようにやるべき作業を割り当てる
↓
順番に実行する
↓
実行しながら作業を記録する
↓
繰り返しで精度を高める
というのが基本概念です。
試しに私はここ3日ほど、一日の作業を出社から退社まで逐一記録したところ、いろいろと面白いことがわかりました。
-
休憩時間を、細々したものを含めて2時間近く取っていた
-
一日の後半になればなるほど作業にかかる時間が長くなる
-
次に何をしたらいいかわからない、という迷っている時間が結構ある
というようなことです。
確かに考えてみれば、人間の時間の認知というのはあやふやなものです。「何も時計を見ずに1分間を数えてみろ」と言われてできないのと同じ原理で、人は自分が何にどれだけ時間をかけているのか、意外とわかってない。
ちょっと休憩したつもりが、簡単に10分経っていたのには驚きました。
この記録は「レコーディング・ダイエット」に似ています。というか原理は同じでしょう。
レコーディングダイエットは、食べたものを記録し、摂取カロリーを「意識にのぼらせる」ことで無自覚に過剰に食べることを避ける、という手法だったように、作業時間を記録することで、とにかく「何にどれだけ時間をかけているかを意識する」ことが大事なのですね。
作業時間を短くするとか、ムダな作業はやめてしまうとか、効率的に仕事をする端緒は、かかった時間を知ることから、と思いました。
試しに3日ほど記録をつけてみると、単純に面白いですよ。
とはいいながら、ここ3ヶ月ほどつけているこづかい帳の効果(ムダ出費の抑制)はまだ見えていませんが・・・。
タスク管理、もう少し試してみようと思います。
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