「内向型」を自認する人こそ、ストレングスファインダーを受けるべき3つの理由

こんにちは。ヤトミックカフェ運営人の矢透泰文です。

人の性格を「内向型」「外向型」に分けたとき、「内向型」に分類される人(例えば私)は、とかく自分の性格を悲観しがちです。「内向型はダメだ」とか「内向型の自分は幸せな生活を送れないだろう」といった具合に。

しかし内向型か外向型か、というのは、以前書いたように単にエネルギーを外から得るか内から得るかの違いに過ぎません。良いも悪いもないです。電気自動車とアフリカバイソンをどちらが優れているかで比べるようなものです。

しかし、内向型=ダメと思っている人は意外と多いはず。社交性を是とする社会では、確かに不特定多数の人との交わりを苦手とする「内向型」の人は生きにくいでしょう。

私は、そういう人こそ、ストレングスファインダーを受けて自分の資質を知ってほしい、と思うのです。

理由は3つです。

1.自分の強みにフォーカスできる

内向型=ダメ、というのでは、結論が短絡的過ぎます。それは、自分に関する視点や情報が少なすぎるからです。もっともっと、自分がどんな資質(才能)を持っているのか、いわば、自分はどんなカードを切れるのか、を知りましょう。自分の資質を知ることで、そこからどのように強みを組み立てられるのかを考えることができます。

2.弱点だと思っていたことを強みに反転できる

私自身、内向型を自認していました。事実、ストレングスファインダーを受けたところ、その性格を裏付ける「内省」「原点思考」といった思考系の資質を持っているという結果が出たのです。

思考系の資質は、事前のリスクを察知して多くの人を助けたり、思いがけないアイディアを出したりと、組織の中での使い所が多く、あなたの属する場所で優れた成果を上げるのに大いに役立つでしょう。もしあなたに「内向型」を支える資質があるのなら、積極的に活かすべきです。

3.弱点と付き合うための戦略がある

ストレングスファインダーでは「弱点とは、すぐれた成果を得るのに妨げになるもの」と定義されています。中でも「資質の欠如」による弱点は、ちょいと厄介です。資質とは生まれつきのもので、新たに身につけることはできないからです。もし、「内向型の性格」が「社交的な資質の欠如」という弱点となって現れた場合、アプローチを工夫する必要があります。

例えば「内省」「原点思考」「慎重さ」を持つ私は、考えるだけ考えた結果、行動に移さないという傾向があります。それは「優れた成果」を出すには明らかな妨げです。どんなにいい考えでも、外に出さなければ意味がないからです。この弱点は、行動力に関する資質の欠如から来ています。

ストレングスファインダーでは、「必要な資質が欠けている」弱点と付き合う方法として、以下の5つの戦略が提案されています。

戦略1.少しでもよくする

必要だけど持っていない資質を鍛えます。めざましい成果は望めない力技です。

戦略2.サポートシステムを作る

強みがない分野を助けるために、ツールや自分ルールなど、外の力を借ります。

戦略3.才能の力で弱点に打ち勝つ

才能を活かして弱点をリカバーします。

戦略4.パートナーを見つける

自分にない資質を持っている人に助けてもらいます。組織では有効な方法でしょう。

戦略5.とにかくやめてみる

いっそ弱点を克服するのをやめてみそ!意外と何とかなるさ、というものです。

私の場合は、2.と4.が現実的なところでしょうか。サポートシステムとは、つまり少しでも考えを外に出せるよう、週に1回のミーティングで5分だけ発表の時間をもらうとか、会議で発言できなくてもあとからメールで送るとか、そういったことです。

ストレングスファインダーを受けようよ!

自分が「内向型」か「外向型」か、という分析は、大いに有効です。「こうあるべき」という世間の常識(外向型偏重)に無理に合わせることなく、自分に合った方法で生きるための戦略を立てられるからです。

しかしそれだけでは情報に乏しい、と思ったときは、ぜひストレングスファインダーを受けてみることをおすすめします。

ストレングスファインダーを受けるには、アクセスコードが記載された書籍(「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす
」)を購入するか、ギャラップ社でアクセスコードのみを購入することもできます。アクセスコードのみの購入に関しては、詳しくはこちらのブログをご覧ください。

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