内向型がパーティーを苦手な理由とは?|内向型人間の生き方を考える(3)
こんにちは。ヤトミックカフェ運営人の矢透泰文です。
内向型の、内向型による、内向型のための、内向型人間の生き方を考えるシリーズも、はや3回目を迎えました。
今回は、内向型と「社交の場」について考えます。
が、「社交」と見ただけで「苦手!」と思っちゃいますよね。先日、私はちょっとした音楽の集まりに参加したのですが、知らない人に囲まれて、いつものとおり身体が固まりました。皆、いい人だったのですが・・・。
なぜ内向型は「社交の場」が苦手なのか?
内向型は不特定多数の人が集まる場が苦手です。すなわち、パーティーやセミナーに行ったあとによくある「懇親会」というやつなどです。
私はといえば、懇親会に参加するときには、胃がキリキリしますし、会社命令で「名刺配ってこい!」なんて言われた日には最悪です。(言う方は「そんなの大したことない」と思っているのでしょうが)で、終わったあとに楽しい気持ちになることがほとんどありません。アーイヤネ!
では、なぜ怖いのか?
そんなもん理由なんかあるわけないだろ!怖いんだよ!と答えるしかありませんが、おそらく複雑な理由があります。あえて理由を分割するなら
- たくさんの人が集っていること
- 世間話を交わす必要性
- 初めての人同士の自己紹介
- 単に騒音が気になる。
といったところでしょう。
つまり、「社交の場」には、内向型の脳を疲れさせる要素がてんこ盛りなのです。しかも、楽しそうにしている人と我が身を比較して悲しくなり、ますます嫌になって、避けるようになって、慣れないから苦手で・・・という悪循環も起きていそうです。
逆に、人と話すことでエネルギーを得る外向型の人にとって、こうした「社交の場」では、まさに水を得た魚のように、どんどんと人と仲良くなり、人脈を広げていきます。
こういったところに2つの気質の違いが如実に出ていると言えます。
内向型だって「社交の場」に参加したい!
ただ、いくら苦手だからといって、全てのパーティー、懇親会を避けるわけにもいきませんし、なんとしても参加したい場合もあります。セミナーで話された話題について、フランクな場で講師に質問をしたり、お近づきになりたい場合もあるでしょう。
そうした方のために、ブログ「LifeHacker」に掲載されていた記事をご紹介しましょう。
エントリーに書かれたコツの中から、主なものをピックアップしてみましょう。
パーティー前後を静寂の時間で挟む
ひと息つくための静かな隠れスポットを見つける
友達を利用して知らない人と話す
世間話は人生の一部だと開き直る
なるほど、なるべく自分の脳を疲れさせない工夫があるようです。このエントリーを読んでいただき、ぜひ臆することなく、興味のある「社交の場」に足を踏み入れていただきたいです。
内向型が得意な「会話」とは?
内向型にとって、「社交の場」はあきらかなアウェイであり、外向型ほどうまく立ち回れるわけではありません。まずはそこに劣等感を抱くのをやめましょう。
内向型には、内向型の「会話スタイル」というものがあります。
そもそも内向型は、「不特定多数の人との会話」「中身のない会話(世間話)」というものが苦手なのです。
では、内向型の得意な会話とは何でしょうか?
少人数での会話
そう。それはつまり不特定多数の反対で、少人数での会話です。四人くらいまでが心地よさを感じる限界でしょう。静かな場であればなおよしです。
考えるに足る深い会話
これも「世間話」と反対の概念ですが、内向型の人は、わりと頭を使う「深い会話」を好む傾向があります。なぜかというと、内向型の脳は、まさに「考えて」いるときに、幸福を感じるからです。
ということは、「社交の場」でも、一時的にでも上記のような会話スタイルに持ち込むことができれば、少しは満足度の高い時間になるかもしれません・・・。私も次回の「社交の場」では、勇気を出して、試してみようと思います。
皆さんにも楽しい社交の時間が訪れますように!