私は集中力を取り戻すためにタスク管理について学んだ
こんにちは。ヤトミックカフェ運営人の矢透泰文です。
アクセス解析を見ますと、昨年(2013年)に書いた「集中力を本当に生み出すものは何か?」という記事へのアクセスをいただいているようです。
しかし、あらためて読んでみると内容があまりに言葉足らずで、今すぐ穴をほって入った挙句に埋めてしまいたいほど恥ずかしくなりました。
これはいかん!というわけで、集中力について悩んでいる方に向けて、記事をアップデートしようと思います。
なぜ集中力がなくて「困る」のか?
私は集中力がありません。自覚しています。
すぐに気が散ってしまうし、学生時代は勉強に集中したというような経験がありません。
しかし、「集中力がなくて困る」という状況に本当に直面したのは、ここ数年のことです。
というのも、集中力がないために、仕事上の目的を達成するまでにやるべきこと(=タスク)を片付けることができなかったからなのです。
仕事では、少し忙しくなると、こういう状況に陥ります。優先度が同じような仕事がわんさか入ってきて、人は待たせるし、締め切りは迫るし、てんやわんやですよ(@クレイジーケンバンド)なのです。
というわけで「集中力がない!」という悩みを砕いていった結果、私の場合は
- やるべきタスクが多すぎる
- どれから手を付けていいかわからない
- 苦手な作業をついつい先送りしてしまう
- やるべきことを忘れてしまう
という別の悩みがザクザクと出てきて、集中力の問題というよりは「タスク管理」の領域に入ってきてしまったのです。
※「集中力がない」という悩みが、タスク管理につながらない方もいらっしゃると思います。大変申し訳ないのですが、話はタスク管理になっていきます。
私は集中力を取り戻すためにタスク管理について学んだ
集中力の不足について悩み、もがいていた私は、タスク管理について学ぶことにしました。それが2012年ごろのことです。
結果、「タスク管理で集中力が取り戻せました!イエーイ!」と言えるととても美しいのですが、そういうわけでもありません。というのは、あまりに忙しいと、タスク管理はあっという間に崩壊してしまうからです。
「・・・意味ねーじゃん」
という声もありましょうが、私はタスク管理を学んで本当に良かったと感じます。何も知らず、やみくもに目の前のタスクをちぎっては投げ、ちぎっては投げ、としていた頃から比べると、ストレスは雲泥の差です。
タスク管理を学んだおかげで、「自分が何をやるべきか」は把握できているので、忙しさMAXのときでも、暴れ馬になんとかしがみつくように、対策の立てようがあるからです。「自分が何をやるべきか」がわかっていることで、集中力も少しだけ確保することができます。
決して私はタスク管理のプロフェッショナルではありません。そんな前提を踏まえて、今までに私なりに学んだ「タスク管理」の概要を、超ざっくりとご紹介します。概要だけなので、詳しく学びたい方は適宜、書籍やブログなどで学びを深めていただけると幸いです。
私の愛したタスク管理1:GTD
まず学んだのが、現在の「タスク管理術」のベースにある「GTD」という考え方です。基本の基本なので、ざっくりと掴んでおくと損はありません。
詳しい説明は本に譲ります。入門書でわかりやすいです。
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GTDの基本理念は、「タスクを頭の外で管理する」です。
GTDは、目の前に漠然とある「やるべきこと」を、全て書き出すところから始まります。頭をタスク管理に使うな、とGTDの提唱者・アレン氏は言います。タスクを頭の外に追い出せ、と。
これは非常に目からウロコでした。確かに、頭の中で何もかもを管理しようとすると、ストレスがカンタンにMAX振り切れてしまいます。
そして、「タスク管理」がときおり「システム」として呼ばれる所以は、GTDから来ています。GTDは、頭の外に出されたタスクを、いかに「頭に負担をかけずに」処理するか、の一大システムなのです。
・・・しかし、注意がひとつ。
本を読んだだけでは全然うまくいきません。本で紹介された方法が万人に当てはまることはなく、たえずカスタマイズ→トライアンドエラー→アップデートが求められます。はっきりいって面倒KUSAI。
このように面倒くさいのもタスク管理の特長です。好きな人はこのトライアンドエラーが好きなのです。これが性に合わない人はけっこうキツイです。
閑話休題。タスクを頭の外に追い出すのは、「認知資源」を節約するためである!
GTDをはじめとするタスク管理が「いかに頭を使わないか」に注力しているには理由があります。それは、「認知資源を節約する」ためです。
認知資源とは、頭で物を考えたりするために必要なエネルギーのようなもので、1日に使える量は限られています(寝ないと回復しません)。夕方になると、体力はあるのに全然集中できないことがあると思いますが、それは認知資源が枯れかかっているからです。(詳しくはこちらのエントリーをご参照ください。)
認知資源は有限的な頭の資源です。にもかかわらず、頭のなかでタスクを管理しようとすると、使わなくてもいい認知資源をばんばん使ってしまうのです。これは無駄です。なので、「タスクは頭の外に出せ」というのが大事なのです。
私の愛したタスク管理2:タスクシュート
それをさらに推し進め、現在のタスク管理の最先端が「タスクシュート方式」です。これもまた、詳しい説明は本に譲ります。最近、「これぞ決定版!」という良い本が出ましたのでおすすめします(読んでわからなければ著者に聞いてください)。
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タスクシュート方式は、「1日の中で使える時間に着目し、限られた時間の中で、何をするのか?」を見える化する方法です。
本の中でも例えられているように、ちょうど空き部屋に家具を配置するようなもので、部屋のサイズを超えた家具は入らないのです。それは時間とタスクの関係も同じだと本書はいいます。
また、重要なタスクに限って片付かない、とか、割り込みタスクが多すぎる、とか、先送りにはどう対処するのか、など、誰もが抱える悩みについて面白い話がたくさん乗っています。
ただし。これも本を読んですぐにはうまくいきません。根気よくトライアンドエラーをしてください。
前述のとおり、忙しさがピークになると、私の場合はすぐに崩壊してしまいます。崩壊してはやり直し・・・の繰り返しです。タスク管理は一日にしてならず。タスク管理が好きな人はマゾなのか?という気がしてくるほどです。まあ、これも集中力が保てないストレスと比べれば、まだマシです。
まとめ
「集中力」について考えれば考えるほど、それは単発的なスキルではないと思い知ります。
前回の記事では「集中したければオフラインにせよ」と書きましたが、それは要するに、現在のカオス的な情報大爆発の中で、必要な情報だけを取捨選択したい!ということについて考えた結果なのでした。
しかし、環境を変えただけでは解決しない問題もあります。集中力をそぐ大きな要因の一つである「やるべきことが多すぎる」という問題は、その1つです。
タスクが多すぎる問題はオフラインにしても解決しません。積極的に手を打たなければいけないのです。私の場合はそれが「タスク管理」でした。
事程左様に「集中力がほしい」という問題は、どうやってこのカオスな現状の中で目的を達成するのか?という処世術にまで及んでしまう、根の深い大問題なのであります。
また進展がありましたら、エントリーしたいと思います。