自分の「キャラ戦略」考えていますか?
こんにちは。ヤトミックカフェ運営人の矢透泰文です。
ルサンチマン全開で恐縮ですが、「キャラで得してる奴、うらやましいな、オイ!」と思うことがあります。
例えば同じようなミスをしても、叱られる人もいれば、叱られないどころか「○○さんだから仕方ないな〜!」と愛されキャラを加速させる人がいませんか。そういう人、超うらやましい!
しかし、そんなふうに「キャラ得」で生きられる人は稀でしょう。
社会で生きていくには避けて通れない「キャラ戦略」、あなたはどうしていますか?
キャラで人生を乗りきれる人々もいる?
私が特にうらやましいなあ〜と思うのは、
「愛されキャラで愛されながら新人時代をふわっと乗りきって、実力をいつのまにか身につけて、一人前になることができた人」。
劣等感でぺしゃんこになってきた私にとっては異次元の生き方であり、うらやま死しかありません。ああ、人は平等ではないな〜とつくづく感じます。
「こいつは本当のシャレにならない無様な挫折など、これからも知ることはないのだろう・・・」
などと嫉妬で歯噛みするのですが、まあそんな人ばかりではありませんし、なにしろ大事なのは自分がどうするか?ということなので、気にするのはやめることにします。
そもそもキャラとは何か?
以前、「欲求の4タイプ」とストレングス・ファインダー(2)|資質と人格の関係とは?」という記事を書きました。その中で引用した図がこちらです。
キャラは人格を構成するいちばん外側の要素、すなわち「他人からどう見られているか?」ということです。社会とのインターフェースと言えそうです。
キャラはいろんな要素が絡み合って、できあがるものです。だいたい他人が決めることですから、自分では100%コントロールすることはできません。
最近はセルフ・ブランディングなどが流行っていまして、自分をいかに魅力的に見せるかについて、玉石混交で様々なセミナーがあるようです。しかし「キャラは自分ではコントロールできない」という原則は、肝に命じていたほうがいいと思います。
リンカーンが言ったように「多くの人を生涯にわたってだますことはできない」ということですね。
個人の「キャラ戦略」と、企業の「ブランド戦略」はほとんど同じ
では、愛されキャラになれない人は、もうどうしようもないのでしょうか?
いえ、あきらめるにはまだ早いです。
あなた以上に愛されキャラになりたがっていて、それについて日夜努力しつづけている存在があります。
それは「企業」です。
ソーシャル・ネットワークの台頭などによって、企業はもはや、自らをどう見せるかについての主導権を失いました。企業のイメージは、「消費者がどう見るか」によって決められます。
自らをよく見せようとするCMが嫌われたり、「ブラック企業だ」と名指しされた会社が業績を落としたり・・・。
では、そんな時代に企業はどうすればよいのでしょうか?
マーケティングの大家・コトラー氏は著書「マーケティング3.0」の中で、企業は消費者の共感を得られるような価値を追求せよ、と説きました。消費者を下に見るのではなく、協働すること。
これからの企業のブランド戦略とは、「正直に、真面目に、社会にとって良い会社」を目指せ、ということなのでしょう。どのような価値を社会に提供するのか?を追求しろと。
個人における「キャラ戦略」もおそらく同じです。「正直に、真面目に、社会にとって良い人間」を目指すことが大事なのです。遠回りに見えても。
「7つの習慣」と「ストレングスファインダー」
ここで私が提案したいのが、「7つの習慣」と「ストレングスファインダー」です。
7つの習慣における「ミッションステートメント」
「7つの習慣」は名著なので私が紹介することもありませんが、その中には、人生におけるミッションステートメントを決めよう、という教えがあります。
ミッションステートメントは自分が人生において何を大切にするのか?を言葉にしたものです。ミッションステートメントにもとづいて主体的に行動せよ、というのが原則の一つ。
その中には、自分が社会にとってどのような価値を提供するか?という項目も含まれます。
「社会にとって良い人間」を目指す第一歩は、自分がどんな価値を提供するか(したいか)を言葉にすることです。
ストレングスファインダーで人の役に立とう!
さらに「ストレングスファインダー」を受けることをおすすめします。
ストレングスファインダーを受けると、その人の資質=行動・思考のパターンがわかります。
資質がわかったら、それをどのように人の役に立てるか?を考えながら、意識的に使うことを心がけます。人の役に立てたとき、資質はその人の強みになっていきます。
人の役に立つのでも、自分にとって自然な思考・行動パターンを使えば、無理がありませんし、人に喜ばれるとうれしいのでますます頑張れる、という好循環もあります。
無理なく「社会にとって良い人間」を目指すことができます。
まとめ
キャラは自分ではコントロールできません。どう見るかは他人次第です。もちろん「オレの内面をわかってくれ!」という願望も叶いません。見えないし。
ではどうするのか?というと、書いてきたように、「真面目に、正直に、社会の役立つことを考える」しかないと思います。
そうすることで、自然に、人の目に映る印象もプラス(少なくともマイナスではない)のものになっていくのではないでしょうか。
偽善的に見えますか?
でも、どんなに人に迷惑をかけても笑って許される「愛されキャラ」にはなれない以上、「どう見られるか?」についての「キャラ戦略」はやっぱり必要になってきます。「人の役に、社会の役に立とう」という考え・行動は、立派な戦略になると思うのです。少なくとも人に嫉妬してルサンチマンをまき散らすよりかは、いくぶんか生産的ですよね。
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