第2回:「プー」は実在する
「クマのプーさん」の主人公は、いわずもがな
あのクマですが、
そのクマには、なんとモデルが存在します。
それは作者・A.A.ミルンの息子である、
クリストファー・ロビンのお気に入りだった
テディベア。
岩波書店版の書籍に写真が載っていますが
あの見慣れた絵とはイメージが違うので
ちょっと戸惑ってしまうかも。
「クマのプーさん」は、作者・A.A.ミルンが、
息子であるクリストファーロビンに向けて
書いた作品です。
息子のお気に入りのぬいぐるみたちを
生き生きと活躍させ、
さらに登場人物の一人として、息子である
クリストファーロビンも登場させる。
親が子供に語り聞かせる「お話」が
「クマのプーさん」のベースなのです。
ちなみに、モデルとなったテディベアは、
現在、ニューヨーク公共図書館に
保管されているそうです。