偏食児


頭が働かない。
ものを考えられない。
一からものを考えるのが苦手だ。

5年をかけて社会人をしながら
僕の弱点があらわになってきた。

最近、それを強く感じます。

ひとことでいえば
どうも僕は頭が悪いのです。

・・・
自分の中に入る情報を、
入れる前に取捨選択しない。
批評しない。
とにかく入れておく。

浴びるように情報を摂取する。

「あのねえ、ロックというのは
聴くものじゃないんだよ。
浴びるものなのだよ

大瀧詠一氏のラジオを聴いていて
雷にがーん!!!
と打たれたようになった。

いつも同じ傾向の本を読み、
好きな音楽ばかりを聴き、
好きな映画ばかり観る。

僕は情報の偏食児だ。

・・・
仕事というものは、
人を喜ばせるものだろう。

人が喜ぶのは、
「はあー、なるほどだなあ」
というところの、アイディアだろう。

アイディアをひねり出すためには
自分の頭で考えないとダメで
考えるには、
考えるための情報が要る。

食べ物の偏食がいけないように
情報の偏食もダメなのではないか?

偏った情報からは
「当たり前のつまらなさ」
しか出てこないのではないか?

だから浴びまくれ、浴びまくれ。
情報をせっせと貯めるのだ。

・・・どうなの、そこんとこは?

世の中、わからないことだらけだ。
もう少し考えてみる必要がある。