大人になりたいなら洗濯物を干せ
よくある決まり文句なのだけれど、
「子供のころは、
時が来れば自然に大人になれるって思っていた。
でも、僕はまだまだ大人になりきれない」
僕は今まさに、そんな気持ちである。
マアー、青いのねー。青春ね！
などと片付けたくなる気持ちはわかるのだが、
しかし
大人になりきれていない成年というのは、
良くないものである。
うまく伝えられないのがもどかしい。
僕は自分のことを良くないと思っている。
人を傷つけてばかりだからだ。
何かと言うとすぐにわめきちらして、
心が狭いと冷たく言い放たれてしまう。
人間が小さい、とつくづく嫌になる。
大人は自信を持っているものなんだ。
「自信がある」というのは、
必ずしも根拠なきネアカなアッハッハーな
状態ではない。
自信を持っている人は、
自分で物事を決められる。
もちろん人にはアドバイスを求めるけれど、
決断を人にゆだねて、リスクを回避しようとはしない。
しかもその決断は、蛮勇によって行われるのでなく、
冷静な判断のもとでくだされる。
そんな人に私はなりたい・・・
でも、困ったことは、理念では人は変われない。
物理的で、即物的で、日常的で、
ドラマチックでない、つまらないことの
毎日を繰り返すことでしか、人は変われないのだ。
変わる前に死んでしまうことだってあるだろう。
だから僕は洗濯物を干そうと思う。
唐突で申し訳ないのだけれど、
えっと、あまり意味はないのだけれど、
とりあえず僕の面倒くさいと思っていることを
やっていこうということです。