島田先生と、上の世代の仕事観。
島田先生は、僕の高校時代の恩師です。
長きにわたり、教師として働いておられます。
働くとはどういうことなのか?
世代によって、仕事観は変わるのか?
お話を聴いてきました。
第2回:飽きなかった。
島田 |
さて、俺は何を話せばいいのかな。 |
矢透 |
今、僕はホームページで 働くことに関するコンテンツを 作っているんですが、そこで 「今の若い人たちはどうして転職するんだろう」 って話をしたんです。 その話をしているうちに、 どうして一昔前は 転職っていうことがあまり言われなくて 一つのところにずっといられたのか。 上の世代の人と、今の仕事観はどう違って どう同じなのか ということが聞きたくなってきたんです。 たとえば、今の人は 「会社のために」 というより 「自分のために」 という意識が大きいと思うのですが、 上の世代の人たちは、やはり 「会社のために」 という 意識が大きかったんですか? |
島田 |
俺の場合は、 ちょっと普通の人と違うと思うよ。 転勤ということがあるだろう? 転勤をすると、同じことをやっているようで やっぱり違うんだよ。 環境が変わっちゃうから。 だから、転勤をすることで、 転職をしたと同じ効果があるというか。 転勤した結果が 残念だという場合もあるし、 良かったという場合もある。 |
矢透 |
教師という職業、 それ自体を変えたいと思ったことは ありますか? |
島田 |
教師になってから そう思ったことは、ないね。 自分のやっていることが、 生徒の反応という形で実感できる。 例えば、作文を書かせると ものすごく良い作文を書いてくれるとか。 そういうことが、面白かったんだよね。 飽きなかった。 |
矢透 |
先生は、 どうして教師を目指されたんですか? そういう仕事が面白いと最初から わかっていたんですか? |
島田 |
うーん・・・ 始めからどこまでわかっていたかは わからないけど、 やりながら だんだん向いているなあと思った。 そういう意味では 運が良かったのかもしれない。 選んだ仕事が、自分に向いているなあと 思えるようになったから。 |
次回
第3回:やっぱり大きな落差がある。
につづきます!