千野幸秀さんと、独立について。
千野幸秀さんは、プロのカメラマンです。
年齢としては僕と同世代ですが、
選んだ道は、リスクの大きいものでした。
なぜ、独立を選んだのか?
そんなお話を聞いてきました。
第4回:「自営業」だから、やるしかないんです。
矢透 |
機材がそろったら、 どういうふうな活動をしようと 思っているんですか? |
千野 |
そうですね、 まずは人と接する機会を増やす というのがイチバンだと思うので・・・ 今聞かれて思ったんですけど 俺、何をやるんだろう(笑)。 でもやっぱり営業は重要ですよね。 |
矢透 |
俺は営業ができないからなあ・・・ |
千野 |
いや、俺もできないですよ? でもできないけどやるしかない。 |
矢透 |
そうか、やるしかないのか。 |
千野 |
なんせ「自営業」なんで。 おのずから(笑)。 |
矢透 |
個人でやっている人って、 会社で仕事をしている人と違いますよね。 自分の腕で食っている、というか。 尊敬するなあ。 |
千野 |
自分が会社勤めで嫌なのは、 「やらされている感」 があるからなんです。 でも、個人でやっていると、 撮影がおして夜寝られなくてつらくても、 嫌ではないんです。 |
矢透 |
自分らしい生き方をしたいと考えたときに、 会社員ではないよなあ、 と思うんです。 でも仕事、ということを考えると、まず 「会社に入る」 っていう結論になっちゃうんです。 |
千野 |
でも自分の場合は、今は写真が 「仕事」になっていないような 状況ですからねえ。 |
矢透 |
でも、仕事ですよね? |
千野 |
まあ、 そう言わないとやってられないですよね。 |
矢透 |
面白いなあと思うのが、 学生のころって 仕事というのは、 それをすればお金をもらえるもの、 と考えてますよね。 でもまだ収入を得るには至っていないけど これは俺の仕事だって言えるものもある。 会社に入ることだけが仕事をするイメージ、 っていうのはどうも問題なんじゃないかなあ。 |
次回
第5回:視点が変わってきている
に続きます!