誰がラジオの良さを語るのか?
こんにちは。ヤトミックカフェ運営人の矢透泰文です。
ラジオというメディアの危機が叫ばれて久しい今日このごろです。
「若者のラジオ離れ」とか、
「広告費がインターネットに抜かれた(だいぶ前)」など・・・。
ラジオを普段聞かない人にはピンと来ないかもしれませんが、ラジオについては明るい話はほとんど聞こえてきません。
私は、ラジオが好きです。だから、ラジオに存続して欲しいのです。
しかしこれまでは「じゃあ自分には何ができんの?」ということを考えてきませんでした。なので、今回はあらためて、ラジオについて自分が何ができるのか?について、愚直に考えてみました。
Moz Dee / nextrad.io
誰がラジオの良さを語るべきなのか?
悲しいことに、そもそも私が何を言ったところで、ラジオの存続には何の影響もありません。
なぜなら、私はただのいちリスナーにすぎないからです。いわば「部外者」。部外者が外側から、ああだこうだと言っても、何の影響力も、決定権もナッシングス ゴナ チェンジです。
では、本来は、誰がラジオの良さを語るべきなのでしょうか?
それはラジオの制作者、関係者です。
広告主に対して、ラジオの良さを語り、広告費を得て、経営を立て直すことができるのは、直接的に動けるのは、業界内部の人だけです。
業界内部の人に期待すれば良いのか?
では、ラジオの未来は、業界内部の人に期待すれば明るい方向に進めてくれるのでしょうか?
しかし、そうとも言えないでしょう。業界の内部にいるからこそ、できることとできないことがあるからです。
たとえば「ラジオはおそらくこれから、インターネットにプラットフォームを移すだろう」ということは、何となく感じられます。
しかしラジオ局で働いている人は、そんなことは無責任には言えません。大きな企業体である彼らは、ラジオの未来どうこうよりも、企業の存続を優先するからです。できるだけ現状の経営インフラを活かそうとし、変化をゆるやかにしようとするでしょう。たとえそれによってラジオというメディアの死が早まるとしても、です。
私がラジオのためにできることは「ポジショントーク」ではないか?
では、「ラジオの危機」に対して、私は何をすることもできないのでしょうか?考えてみます。
まず大事なことは、私の立場を明確にすることだと思います。発言のポジションを明確にすることで、誰に何を言うか、言えるか?がはっきりします。
先ほども述べたように、私はいちリスナーに過ぎませんが、「ラジオによって精神的な利益を得ている」人間だと考えます。ラジオを日々聴くことによって、人生を豊かにしてもらっていると感じるからです。
自分の利益を最大化する方向に周囲が動いてくれるよう、周囲に対して働きかける発言を「ポジショントーク」といいますが、まさに私はラジオが存続するように、ポジショントークをしなくてはいけないと考えるのです。
では「誰に対して発信するか?」ということを考えてみましょう(届くかどうか?はとりあえず置いておきます・・・)。
特にラジオファンではない多くの人々に向けて
多くの人々にむけては、まずはラジオというメディアの優位性、他のメディアと比べた時のラジオの良さ、メリットにについて語るべきだと思います。
そうすることで「ラジオは存続すべきメディアである」というメッセージを送ることになります。今までは、これに当たるエントリーが少なかったです。
がそれに当たるかと思いますが、純粋にラジオについての話ではないため、今後エントリーを増やしていきたいと思います。
主にラジオの関係者に向けて
ラジオの関係者の方に向けて、私が偉そうに語ることはないのですが、ささやかながら「ラジオの存続のために戦略の見直しをしませんか?」と働きかけてみようと思います。
これまでに、何度かラジオの未来についてエントリーで考えていますが、
これからは単なる分析ではなく、「ラジオの未来のためにラジオは変わるべきである」というメッセージを込めて書きたいと思います。
終わりに
そもそも、繰り返しますが私はラジオについてはただのファンであり、部外者です。それでも、だからこそ、ラジオの危機をヒシヒシと感じるわけで・・・。
ラジオの良さ、メディアとしての危機、変化の必要性、これらは全てわかる人にはわかることです。当たり前のことだとも言えます。だからこそ、語るときには、それぞれの立場を明確に、つまり発言の責任範囲を明確にしなければ、単に無責任な言いっぱなしで終わってしまうという危機感があります。
今までの私のエントリーはまさにそれで、人畜無害で、だからこそ何の影響力も持ち得ないエントリーになってしまっていました。
というわけで、今回はネタばらしというか、ひとり会議というか、そんな内容になりましたけれど、今後も私は「ラジオ好きのためのポジショントーク」をしていくぞ、と決意を新たにした次第であります。