自分をどうにかしたいなら、記録し、可視化し、認知せよ

こんにちは。ヤトミックカフェ運営人の矢透泰文です。

「1行書くだけ日記」という本を読みました。

毎日1行、印象に残った出来事を記録していく。その出来事が自分にとってどんな意味があったのかを定期的に振り返る。そのことによって気付きを得て、自分の人生を改善する、というものです(ざっくり)。

1行書くだけ日記 やるべきこと、やりたいことが見つかる 単行本(ソフトカバー) – 2021/1/14

この本を読んで「いいな!」と思った点が2つあります。

1つが、簡単であること。1日1行書けば良い、というシンプルな方法なので続けやすい。

もう1つが、「自分をどうにかしたい」というときに、かなり有効な方法であると思えたことです。

「どうにかしたい」なら記録して、可視化し、認知せよ

「記録して、振り返る」という手法は、世の中のあまたある自己改善の手法に共通するものです。

例えば、世の中には、「認知行動療法」と呼ばれる精神療法があります。
自分が世の中をどのように捉えているかを記録して、自分で自分の認知の歪みに気がつくようにし、是正していこうというものです。

また、レコーディングダイエットという手法があります。自分が食べたものを記録することによって、自然と食べる量や食生活の内容を是正していこうというものです。

ほかにも「記録すること」の大事さはいろんなところで言われます。

例えば、早起きをしたかったら、起床した時間を記録していく。運動の習慣をつけたかったら、今日は何分運動したとか、そういったことを簡単に記録していく。

自分をどうにかしよう、改善しようと思ったときには、分野に関わらず、思考や行動を記録して、可視化し、認知していく、ということが有効なようです。

なぜ記録して、可視化・認知するとよいのか

人はやはり、自分の考えていることや、自分がしている行動を、客観的に認知をすることが難しいのだと思います。その難しさが「認知の歪み」を生んだり、気が付かないうちに自分にとって不利益な行動をしてしまうことにつながっているのでしょう。

ただ、いちど記録をして可視化し、認知して意識にのぼらせてしまえば、自然と改善されていく、という方向に動くようです。

これはおそらく、可視化することで「どうにかしたい」と思わせる原因となる思考や行動が意識に上って、自分にストレスを与えるため、自然とそれを避けるための行動をするからではないでしょうか。

また、意識に上らせるからこそ「改善するための行動」に落としやすく、行動した結果が見えるから、「次にこうしよう」という成功体験を積みやすい、という効果もあるのだと思われます。

まず「記録する」ことから始める

記録し、可視化し、認知をする。これを繰り返すだけで改善効果があることは、様々な分野でのエビデンスが物語っています。

なので、まず記録をして、可視化し、認知する。これが自分を「どうにかする」ための第一歩になります。

例えば先に記述したように、ダイエットであれば、食べたもの。運動であれば日々の運動量。睡眠を改善したいなら、睡眠量。あるいは、漠然と自分のキャリアや仕事のやり方などを改善したいのであれば、1行日記が良いかもしれません。

自分が「どうにかしたい」と思うことがあれば、まず記録してみる、そうすると効果があるよ、というのが、若干乱暴ではありますが、各分野で証明されていることかなと思います。

まとめ

認知行動療法、レコーディングダイエット、1行日記など、「どうにかしたいと思ったら、まず記録する」は、各分野でのメソッドの本質になるかと思います。

もちろん「記録する」ことの各分野でのメソッドには、

  1. どうやって記録するか
  2. 記録したものをどう活かすか
  3. どうやってラクに続けるか

など、各メソッドに特化したノウハウがあると思うので、興味があれば深堀りしてみることをおすすめします。

また、記録は、とにかく続けたほうがいいことは間違いありません。これは「習慣をどう作るか」ということにもつながっており、習慣化については、自分もチャレンジしていることになります。

-思考のガジェット(ライフハック的な話)