クリエイターのレンタルボックス!「note」を始めております
こんにちは。ヤトミックカフェ運営人の矢透泰文です。
ヤトミックカフェでは、ネット界隈で大変話題となっているnoteを始めております。
noteとは、こんなサービスです。
note(ノート)は、文章、写真、イラスト、音楽、映像などを手軽に投稿できるクリエイターと読者をつなぐサービスです。ブログのように使うことも、SNSのように使うことも、コンテンツを販売することも自在に活用いただけます。
(公式説明より)
今回は、私も始めた「note」のご紹介です。
noteの優れているところ
こうした形式のサービス自体は珍しいものではありませんが、特筆すべきは、「個人でコンテンツを手軽に販売できる」ということでしょう。
テキストから音声まで(このエントリーを書いている時点では動画は課金対象外ですが、いずれは動画にも対応するでしょう)、すごくカンタンに販売できるのがとってもうれしい。どんどんコンテンツを売ることができます。
今まで、ネットでお金を稼ぐというと、もっぱら広告収入でしたが、コンテンツそのものが販売できる、ということになってきました。カンタンには行かないでしょうが、すごく面白くなってきたなあ、と感じます。
この形態が一般的になってきた場合、もしかすると、これまでの有料メルマガという販売形態は、廃れてしまうかもしれません。
後には、長いテキストを売りたい場合の電子書籍出版を選ぶか、noteを選ぶか、というプラットフォーム選択の未来が待っているかもしれません。いずれにせよ、「個人がコンテンツを販売する」ということのハードルが、またぐっと下がりました。
noteの提供する販売形式
noteの提供している販売形式は、2014/04/15現在で、「課金」と「投げ銭」の2つです。
「課金」はお金を支払うことで、コンテンツを受け取れます。
「投げ銭」は、コンテンツを楽しんだ後で「お金を払っていいな」と思ったら、応援としてお金を支払います。
どちらか好きな方を選べて、価格は100円から設定できます。現在、漫画家やエッセイストといった様々なクリエイターの皆さんが、使い方を実験しているようです。
そのうち、メルマガのような月々払いとか、フリーミアム形式とか、クラウドファンディング形式などの共同購入、そんなものも出てくるかもしれません。
さて、何を載せるか。
プラットフォームはありますが、さあ何を載せましょうか。これには正解がなく、だからこそワクワクするところだと思います。
ちなみに私は、このブログには載せない、より創作意欲を前面に出した「作品」を載せたいと思っております。スクラップブックのようにちぐはぐで、ピンからキリまで、アトリエの中に無造作に作品が置いてあるように、統一性は考えず、私の好きなゴチャゴチャな感じを出したいのです。今は詩や、バンドの曲、落書きを載せています。
ブログもそうですが、何かテーマを絞ったほうがわかりやすいし、ぜったいに戦略的にもそのほうが良いよ、と人はいうのですが、noteでは「そんなこと知るか」というワガママぶりを、しっかりと打ち出していきます。
・・・と私の話はともかく、何を載せようか、というところをわりと1から考えられるのも、今の時期は魅力だと思います。そのうち、このサービスが成熟してくると、「勝ちパターン」のようなものが出てくるかもしれません。
「note」は、レンタルボックス
写真を撮っている人、動画を作っている人、イラストを描いている人、小説を描いている人・・・など「作品」を持っている人は、自分の作品を販売できる、というのが何はさておき、魅力的でしょう。
まるでnoteは「レンタルボックス」のようだな〜と思います。
レンタルボックスとは委託販売の一種で、店から貸し出されたボックス=狭いスペースに、商品を出品して販売するものです。
「note」もそれと同じで、販売スペースと、お金をやり取りする仕組みは用意されています。後は、何を箱のなかに入れるか、どう宣伝するかは、出品者に委ねられています。
クリエイターにとって、作品を販売するというのは、なかなかハードルが高いものです。特に無名のアマチュアにとってはそうだと思います。実績がない分、名前で売ることができませんから。
しかし、コミックマーケットしかり、フリーマーケットしかり、それこそレンタルボックスしかり、クリエイターが自分の作品を販売したい、という欲求は昔から変わりません。この「note」では、自分の作品をマネタイズしていきたい、と思うクリエイターにとっては、すごく良い訓練の場になりそうです。
自分の作品に値段をつけたり、「これは売ってもよい」と思えるよう作品の品質を見極めるなどは、難しいけれど、楽しいと思います。最初はなかなか売れずに、心が折れる時もあるかもしれませんが・・・。近々、私もなにか売ってみます。