スズキさん、何か書きませんか、
と言ったら、最初は「え」と遠慮されていた。
でも面白いものができそうだったので、
是非、とお願いした。

その甲斐あったなあ、とつくづく思うわけですよ。

−第5回 パクリについて−


どうもスズキです。

前回の内容と少しかぶる部分があるのですが、
今回は『パクリ』についてのお話。

前回のテキストで、
『パクリが問題のある行為だとは思わない』
と書きました。

(こう書くとパクリ推奨しているみたいに取れますが、
別にそういうわけではないのであしからず。
人の創作物を盗むという行為は自分では恥ずべき行為だと
思っていますし、今後一切そういうことをすることはありません)

今回はこのことに対してもう少しつっこんで
書いてみたいと思うのです。

実は、最近ネット上でとある漫画家のパクリが
問題になっているのですがご存じでしょうか?
(参考: 2005年11月1日現在有効なページです。矢透注)

このサイトを見て頂くと、創作物を流用するという行為は
とんでもないことなんだなぁということが
実感できるのではないでしょうか。

そもそも、こういった創作行為を行っている人間が、
他人の創作物を盗むという行為を行うことが
僕には信じられないのです。

テキストサイト界隈にも実はこういった人がいたりします。
僕がいつも見ているサイトに、『ろじっくぱらだいす
という超人気サイトがあります。

いつも面白いテキストを提供しているサイトなんですが、
少し前に、

「他のサイトと激しくネタがかぶっていたので今日のネタは削除します」

というテキストがアップされたことがありました。
どんなネタだったのかはちょっと覚えてないのですが、
ろじぱらの後日談にこの事件の詳細が綴られています。

僕もろじぱらのワタナベさんと同じ気持ちなのです。つまり、

こんなサイトですけど、毎日いじってるとそれなりに
愛着が湧いてくるんですよ。
また、つまらなくても毎日自分ののーみそで
ひねり出したネタで勝負しているという、
ちっぽけな誇りもあるんですよ。

("ろじっくぱらだいす"から引用)

という思いなんです。
特にwebに公開しているサイトというのは、
アマチュアですから言ってみれば自己満足の世界なはずです。
なのに、他人が作ったモノを公然と公開することに
何の意味があるのか?僕にはよくわかりません。

パクルべきは技術。僕はそう思います。