−第13回 ワールドカップについて−
最近悲観的な内容が多いですねー、と
矢透さんに指摘されてしまったので、
悲観的じゃない話を書こうと思います。
というわけで、今回はワールドカップについて。
ジーコジャパンは無事予選を通過し、
ワールドカップへの出場権を得ることが出来ました。
就任当初から采配については色々な批判もあった
ジーコでしたが、
なんとか本戦へと駒を進められたのは
実にホッとする感じです。
ただ、決勝トーナメント進出は難しいんじゃないかと
思っています。
なんと言っても、同じグループには前回王者の
ブラジルがいますし、対抗馬には親善試合で
アルゼンチンを下したクロアチアがいるわけです。
前回大会で韓国をベスト4に導いたヒディング監督が率いる
オーストラリアも不気味な存在です。
もちろん僕は日本代表の躍進を期待していますが、
決勝トーナメントに駒を進めるのは
ブラジルとクロアチアになりそうな気がしてなりません。
ブラジルが早めに二勝して、
日本戦の時に力を抜いてくれないかなぁと
ひそかに思っています。
さて、ワールドカップと言えば、
大会の顔となる選手が気になりますよね。
94年大会ではロマーリオ。98年大会ではジダン。
02年大会ではロナウド。
過去にはマラドーナや、現日本代表の監督ジーコなんかも
大会の顔として君臨した選手でした。
今年のワールドカップではどの選手が顔となるのか?
大いに気になるテーマです。
大本命はやはりロナウジーニョですよね。
バルセロナの試合を僕はよくみるんですが、もう彼は次元が違う。
全世界を見渡しても、一人で試合をひっくり返してしまう選手は
彼以外存在しないでしょう。
過去で言えばマラドーナのような存在でしょうか。
恐らくブラジルが優勝しさえすれば、
今回の大会の顔はロナウジーニョになるはずです。
日韓大会の時はフランスでプレーしていたこともあり、
あまり知名度は高くなかったですが、今回は知名度も充分。
人々を熱狂させるだけの存在であることは間違いありません。
しかし今回はあえて違う人物をあげてみたい。
いや、これはもう願望といっても差し支えありません。
その選手とは、今年ワールドカップの為に代表に復帰し、
そのワールドカップを最後にサッカー界を去る
今世紀の偉大なるプレイヤー、ジダンです。
全盛期のジダンはまさにフィールドを支配する皇帝として、
フランス代表や所属するクラブで数々の奇跡を
起こしてきた選手です。
最後のビッグトーナメントということもあって、
ジダンの大会にかける意気込みは半端じゃないはずです。
また、周りの選手もそんなジダンに華を持たせようと
最高のプレーをするに違いありません。
ジダンは過去の偉大なるプレイヤー達、
ペレ、ヨハン・クライフやディエゴ・マラドーナ、
アルフレッド・ディ・ステファノに既に肩を並べている。
ジダンの伝説の幕引きは、
ワールドカップ優勝がふさわしいのであります。