プロレス語り編:第4夜
プロレスは基礎体力がものをいう世界。
大事なのは、クリエイティブな技を生み出せる、という
"才能"だけじゃない。
最初は基礎体力を作ることから始まる。
だから、そういう苦行に耐えることが求められるんだ。
(一部例外もあるよ。ゴージャス松野とか・・・)
ただし、プロレスは選手寿命が長い。
客を喜ばせられる力があれば、何十年も選手を続けることができる。
長いこと同じ業界にいれば、人間関係が複雑に絡んでくる。
プロレスは狭い世界だから、いろんな人の思惑が絡まった
深い因縁があるんだ。
ファンもそれを知って試合を見ている。
時には、嫌いあっているもの同士がやり合ったり、
手を組まざるを得ないこともある。
「これはどうなるんだ?」
という興味を、当然ファンは抱くよね。
日本のプロレスは、真剣勝負なのか八百長なのか、
という『グレイゾーン』を引きずっていて、多くのことが
グレイゾーンの中で処理されてきた歴史でもあるんだ。
これでプロレス夜話は終わりです!