劇団『こゆび侍』の主宰である、成島秀和さんに
突撃インタビューを試みました。
面識のない段階でいきなりメールすると、
「いいですよ」とのお返事。
勇んで話を聞いてきました。とても面白い話が聞けましたよ!!

劇団『こゆび侍』成島秀和さんにインタビュー!


4 演劇は隠し刀?

矢透 やっぱり地方とかに比べると
東京の人って演劇に対して目が肥えてますか?

成島 そうですね。
肥えてるわけじゃなくて・・・
地方だとわりあい
「演劇やってるんだ。すごーい」
っていう反応なんですね。
でも東京は、
「あんたも演劇やってるんだ。どういうのやってるの?」
と、来ますね。

矢透
演劇をやっている、ということの社会的なステータスが
地方と東京でちがうわけですね。

成島
全然ちがいますね。
東京のほうが下ですね。
とにかく、演劇やってる人が多いですからね。

矢透
俺ってありふれた演劇青年なんだって
思いましたか?

成島
そうですね・・・。
うん、思いました。
それこそ始めのころは
「違う!」
と思ってたんですが、今は、全然そうだよ、と。
合う人と合わない人はもちろんいますが、
作品に対して自信を持てるようになったので、
演劇をやっている、というステータスだけで
人と話す気はなくなったというか・・・

矢透
演劇は自分の隠し刀みたいな?

成島
そうですね。
「実は演劇をやっているんだぞ」
みたいな(笑い)