劇団『こゆび侍』成島秀和さんにインタビュー!
2 きっかけは嘘日記
矢透 |
演劇を始められたのは、大学のころだったんですか? |
成島 |
高校からです。 その前に、そもそも僕は小学生のころから 嘘日記というのをつけてたんです。 |
矢透 |
嘘日記ですか。 |
成島 |
あるとき先生が 「嘘日記を書いて来い」と言ったんです。 そのころ、ちょうど毛利さんだったか秋山さんだったか、 日本人が宇宙に行っていたんですけれど、 その人と一緒に行って、宇宙でキャッチボールをしました、 と書いたら、先生にほめられまして。 で、それから、ずううううっと嘘日記を書き続けてたんです。 ずっと書いてきて、高校生のときに思ったんですね。 舞台の上だったら、嘘日記が本当になるかもしれない。 そうしたら面白いなあと。 で、演劇を始めた、という。 |
矢透 |
それで高校三年間、演劇をやられて、 大学でも演劇を続けられて・・・・ |
成島 |
いや、あのですね。 入った大学が、コンピューターの大学だったんです。 演劇とか全然盛んじゃなかった。 何にもわからない状態から、一から作らなくちゃ いけなかったんです。 |
矢透 |
演劇とは縁もない大学で、イチから作ったんですか? そのきっかけって、何かあったんですか? |
成島 |
演劇やりたいな、と思ってたのに コンピュータの大学に行ってしまったので、 せっかくだから演劇とコンピュータをくっつけられたら いいな、とそんなことを考えてしまったんですね。 |
矢透 |
壮大ですねえ。 大学四年間でどれくらいやったんですか? |
成島 |
むちゃくちゃやりましたよ(笑い) 3ヶ月で5,6回やったりとか。 |
矢透 |
それは全部ちがう脚本で? |
成島 |
全部違います |
矢透 |
すごい! |
成島 |
あとは、地方の劇団に入ったりだとか、 地元の静岡で劇団を旗揚げしたりとか。 |
矢透 |
盛んに活動してましたね! |
成島 |
すごく盛んにやってましたね。 教授にも 「僕はこういう演劇をやっているんで、単位ください!」 って言ったりとか(笑い) |