アイスランドへ旅した岩坪文生(ふみお)さんの
コラムを連載しています。
アイスランド グルメと仮死の旅 第5回
「ラム肉のホットドック」を食べた状況は、全く違う。
レイキャビック市内の有名なクラブ「カフェバリン」で
一晩を明かした。
レイキャビックのナイトライフは、激しい。
カフェバリンに辿りついたのは、
すでに夜中の3時をまわっていたが、
クラブの入り口の前には、寒い中、行列ができている。
そのまわりには奇声をあげるアイスランド人。
店内は身動きが取れないほどの人がひしめいて、
音楽に合わせて踊っているが、踊るスペースもないほどだ。
変な人がいっぱい声をかけてくるが、
どうせ意味のない言葉なので、全く意味が分からない。
疲れきって朝6時に店の外に出るが、まだ真っ暗。
夜遊び後の朝はいつも虚しい。
どこの国でも、女の子はいつもその時、
本当に好きな人が側にいないことを悲しむ。
さんざん遊んだ後で勝手な話だが。
友人が、港の近くにある人気のホットドックスタンドに
連れていってくれた。
ラム肉はその場で焼いてくれて
たっぷりパンにはさんでくれる。
甘くて、柔らかくて、ジューシー。
有名なアイスランド羊とは、このことか!
さて、次は、レイキャビックを離れ、
アイスランドのカントリーサイドへ。
(次回、“火の国” アイスランドが垣間見える!)