どうにもならない日記(29)|小説を読み、書き進める夏期休暇

2024/09/07

2024/08/10(土)

今日はカウンセリングの日。先日、子どもを叱ってしまったことを取り上げてもらう。前回から2週間、怒りを抑えられていていい感じだと思ったのだが、ふとした瞬間にぐっと頭に血が上ってしまう。

子どもを歯医者に連れて行く。ここしばらく一人で歯を磨かせているので本当に磨けているか心配。虫歯なし。待っている間に雑誌を読んでいると「地震が起こったとき家のなかで足を切ってはいけない」という雑誌記事に目が止まり、昨日の流れもあり、思わず防災用にスリッパをAmazonで買う。

大塚駅のカフェでヤトミックカフェの更新と週次の振り返り。

スイカを買って帰る。そうめんを茹で、鶏肉とナスと大根おろしでみぞれ煮つくる。

2024/08/11(日)

昨晩は寝床に早めに入ったが、3時過ぎまで眠れずに弱った。

そのせいか朝9時と少し遅めに起きてしまう。

今日は赤羽駅のコワーキングスペースで、「集中して小説を書き直す」ことをやってみる。作家の缶詰感覚で楽しい遊びだなあ。

5時間かけて、数年前に書いた、今書いている小説の第一章を書き直す。どうも納得行かず、気持ち悪かったところなので、本腰を入れて書き直したことでちょっと気が済んだ。

「図書館の魔女 第三巻」まで読んでしまう。もう面白くて止まらない。

2024/08/12(月)

三連休で休み。とはいっても夏期休暇なので長い休み。

昨晩、寝床に入ったが、また眠れず。眠れなさすぎて横になっているのが苦痛になってきて、あきらめて起きてNetflixで今期アニメを何本か見る。結局5時近くまで眠れず、8時台に起きる。眠い。

今日は妻も外出なので、家で作業。眠いし集中できない。

お昼すぎに子どもとサイゼリヤに出かけて昼食。帰ってきて一気に眠気が襲ってきて昼寝。

夕方、珈琲館へ行き作業。帰りに書店で「富士日記を読む」を買う。「富士日記」という、どうしようもなく惹かれるが未だに全体像がぼんやりとつかめない日記文学をもっと知りたくなった。

「図書館の魔女 第四巻」を読み始め、もう一気に読み終えてしまう。読み終えると午前2時だった。4分冊3500枚とのこと、筆者の専門である言語学の講義も入った、大変長大で理知的でなおかつ心の踊る作品だった。続編もさっそく読むと決める。

2024/08/13(火)

朝9時から打ち合わせ。

実は自分は夏期休暇中だが、お客様はお休みでなく、また同じ時期に夏期休暇を取らない人もいるため、時おり打ち合わせや、Slackでのやり取りが挟まれる。ずっと休みで仕事明けに廃人になるよりかはマシか(いずれにしてもなるだろうけど)。

打ち合わせ後、家族旅行に石和温泉へ一泊二日で出かける。子どもが夏期講習のお休み中のため、ちょっと息抜きを兼ねて。というのもあるが、多分に大人たちのため。夏休みにずっと家にいるなんて頭がどうにかなりそうだからだ。

しかし宿に着いてやることもなく、さっそく温泉に入って読書するなどのんびりするが、子どもは部屋で宿題する。えらい。

久々に小説を読むことで精神をなぐさめる期が来ていて、ずっと読みたかった横山秀夫「ノースライト」をkindleで購入。読み始めたらさっそく止まらず。

2024/08/14(水)

また眠れず、宿屋のふとんで不眠にもんどりがえる。鼻が詰まるとか、暑さでいらいらするとか、いろいろ要因はあるが、とにかく布団に入ると目が冴えてしまう。また不眠に陥ってしまったようで、後回しにしていた睡眠外来にいよいよ行かなければ・・・と決意を新たにする。

朝食はバイキング形式で、ついつい食べすぎないように自制する。

ブドウ農園にもぎ取り体験に歩いてサンシャインマスカットと巨峰をもいで買う。美味しそう。タクシーがつかまらずとにかく歩き、暑さで汗だくになる。

12時台の特急で帰り、14時台には帰宅。早めに帰ったとはいえ疲れてぐったり。旅行は疲れるが、たまの家族旅行も楽しいものだ。

夜にサウナに行く。

2024/08/15(木)

79年目の終戦記念日。子どもが終戦記念日を知らないと悪びれもしない態度で言うので思わず激昂。いくら反抗期だからといって、歴史や戦争を軽んじる態度に転化させていいわけではない・・・ということをこんこんと言い含めるが理解されずにケンカ分かれ。子どものこういう軽薄な態度には本当に腹が立つ。

午前中に神保町のコワーキングスペースに出かけ、小説の書き直しを進める。

今回は納得のいっていなかった第三章を書き直す。5時間ほど集中。しかしあっという間に5時間経つのは本当にビックリ。小説を書くのに向いてるのかな。

それでも満足のいく出来には至らず、自身の才能のなさにがっかり。

終戦記念日だからか町中でデモ行進を見かける。ウクライナにパレスチナの例を出すまでもなく、戦争は未だ終わらず。

横山秀夫「ノースライト」読了。予想していたが読み始めて止まらず、余韻がすごい。ブルーノ・タウトにも興味が出てくる。プロと比べるのもおこがましいが、自分の書く小説なぞ吹けば飛ぶようなつまらないもののように思える。

2024/08/16(金)

いよいよ長かった夏休みも終りに近いが、今日は台風7号接近とのことで、家から出ず。子どもも塾に行かせず動画視聴で授業を受けることにした。

「図書館の魔女」の続編「烏の伝言」を買ったのでひたすら読む。あとはNetflixにて映画「Blackberry」観るなど。低気圧のせいかやたら眠い。

少し前は、長期休暇中もちょくちょく仕事をしていたりしたが、最近はほとんど仕事をしない。「損をした」という気持ちになるのが癪なのでやめた。

そのおかげか、今年は本をたくさん読めたし、家族旅行も行けたし、ずっとやりたかった小説の書き直しもできた。自分の小説スタイルが短編向きだなあとあらためて実感した。

-どうにもならない日記