ストレングスファインダーを使って「望ましい行動」を再現する方法

こんにちは、ヤトミックカフェの運営者、矢透泰文です。

ストレングスファインダーは、人の才能のもととなる「思考や行動の傾向や癖」「強いパターン」を34の資質の順位とともに診断してくれるツールです。

ストレングスファインダーの結果、活かせていますか?

私は独学でストレングスファインダーの結果の読み解きをしていますが、おかげさまで、読み解きの結果の納得度は高いです。

それは、読み解きの精度も一定あると思いますが、そもそも、ストレングスファインダー自体が、その人の思考や行動の傾向を、それだけ正確に出しているのだと思います。

個人として調べる人はもちろん、最近は人事施策の一つとして、サーベイや相互理解の一環で、ストレングスファインダーを使う会社も多いと思います。

ただいっぽうで、ストレングスファインダーの結果を「活かせている」という人や会社は少ないのではないでしょうか。

ストレングスファインダーの結果を活かすには?

その「活かし方の難しさ」は、ストレングスファインダーの結果の正確性に由来しています。
というのも「正確すぎて結果に意外性がない」ために、自己認識を新たにする機会にはなりにくい(「ふーん、知ってるわ」で終わってしまう)のです。

ストレングスファインダーの結果をどう活かすか?について、私は長年、「結果を意識し続ける」というスタンスを取ってきました。

自分が「得意だな」とか「自然とできるな」という行動を取ったときに、「これはストレングスファインダーのあの資質が働いているんだな」と認識できるようにするのです。

事程左様に、ストレングスファインダーを受けたら、自分がどんな資質を持っているかを常に認識していることはとても大事なのです。

とはいえ、この方法はけっこう地味なので、結果を受け取ったときの「ふーん」という意外性のなさ、ある種の「がっかり」を乗り越えるものではありませんでした。

ストレングスファインダーを結果を活かす新しい方法とは

最近、ストレングスファインダーの結果について、新たに試していることがあるので、それについて書いてみます。

きっかけは、職場で同僚と話していたことでした。その人いわく「自分は人がどんな関心をもっているかに関心がある」と話していたのです。

人に対して興味を持つ、また、その人の関心を自分の関心として好奇心を寄せるありかたは、マネージャーとしてだけでなく、人としても魅力的で、理想的だなあと感服しました。

と同時に「自分はそういう関心が持てないなあ」と思ってしまいました・・・。

私はどちらかというと「人」に対して関心が持てないタイプで、人に関心を持つ前に人見知りでドキドキしてしまうなど、安心して雑談ができない人間だと自己認知しているのですが、そういう自分にコンプレックスを抱いています。

だから「人の関心に関心を寄せる」という行動は、望ましいけれど自分にはできないなあ・・・と思ってしまったのでした。

自分のストレングスを使って望ましい行動を再現する

そこでふっと、自分の持っているストレングス(資質)を使って、その人の「行動」をトレースすることはできないだろうか?と考えたのでした。

つまり

  1. 「動機」と「行動」をいちど切り離して
  2. 自分なりの「動機」に置き換えたうえで
  3. 「人の関心に関心を持ち、話を聞いていく」という行動を再現する

ということです。

ストレングスファインダーを使って動機と行動を分離する

たとえば、私は1位が原点思考、2位に内省、6位に収集心、7位に着想、9位に成長促進があります。これらを見て、自分が望ましい行動を生むのに、どういう設定を持てば動機(やる気)が出てくるか、を考えてみます。

(ストレングスファインダーのいちばん安いプランだと5位までですが、私は読み解きに10位までを使用します)

原点思考は「そのものごとが過去にどうだったのか」を知ることで本質を理解する資質、内省は「考えることでエネルギーを得る」資質、収集心はとにかく「集める」ことが好きな資質、着想は異なる要素を結びつけて新しいアイデアを生み出す資質ですが、

例えば、これらのストレングスを使って

  • 「その人が活躍するアイデアを発想してみよう、そのために、これまでの経歴・キャリアといった情報を集めてみよう」とか
  • 「その人が今向かい合っている課題を知り、その課題を乗り越えて成長するために、必要な情報を考えてみよう」とか

そういった「動機」を設定し、それによって結果的に「その人の持っている関心や経験について話を聞く」という望ましい行動を生み出すのです。

このときのコツは「動機」が自分にとってピンとくるように考えることです。

以上、ストレングスファインダーを使って、「生み出したい行動」と「行動の動機となる設定」を考えてみる方法でした。

動機と行動はセットになるべきか?

これはまだ私も試行錯誤中の方法なので、また進捗があれば共有したいと思います。ただ、こうした方法は人によっては実用主義的すぎて、あまりピンとこないかもしれません。

私も、望ましい行動には、美しい動機がセットになっているべきという考えを理解しますし、そういう「美しい人間性」に大いに憧れるところがあります。

ただ「自分が同じ動機を持てないから、同じ行動ができない」といってあきらめてしまうのも、モッタイナイ気がします。この投稿がそういった「あきらめ」を少し緩和するヒントになれば嬉しい限りです。

ストレングスファインダーの読み解きします

あなたのストレングスファインダーの結果を1〜10位まで教えていただければ、そこから、あなたの資質の傾向について読み解きます。

独学なので無料です。お試ししてみたい方は

@yatomiccafe

までご連絡ください

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