ポッドキャストを始めよう!【企画編】

ヤトミックカフェ運営人の矢透泰文です。

今回は「ポッドキャストの作り方」中でも、番組の企画の立て方について書こうと思います。

一時期にくらべるとポッドキャストの盛り上がりは薄れてきましたが、ラジオ好きにとって、自分の好きなように番組を作るワクワク感はたまらないものがあります。
ラジオ好きでない人も、アウトプットの一手段として、ポッドキャストを選んでみてはいかがでしょうか。「音声のブログ」であるポッドキャストは、使い方次第で様々な可能性を持っています。

ポッドキャストの作り方は、ちょっと検索すれば出てきます。パソコンがあれば大それた機器は必要ありません。今はスマートフォンがありますから、録音機器もそれでまかなえるでしょう。

でも、「では手始めにどんな番組を作ろうか?」となると、困る人も多いと思います。そこでささやかながら、私がポッドキャストを3年運営して、素人ながらに積み上げたノウハウを共有したいと思います。

1.まず、喋る人から決めよう

番組を作ろうと思ったら、まず誰が喋るのかを決めるところから始めてみましょう。喋る人を具体的にイメージして、その人に合ったフォーマットを考えると、自ずと方向性が決まってきます。

喋る人は誰でも構いません。自分が喋るのでも、もちろんOKです。もし知り合いに喋りのうまい人がいるなら、声をかけてみてもいいでしょう。複数人で喋るのもいいですね。

2.喋りパターンを見極めよう

喋り手が決まったら、次に思い浮かべて欲しいのが、その人の「お喋りパターン」です。私が考えるに、お喋りパターンとしては、

  1. 自分から喋る人
  2. 聞かれたら喋る人
  3. 人を喋らせる人
  4. ゲラ

という大まかな分類があると思います。ひとつひとつ説明していきましょう。

1.自分から喋る人

フリートークができる人です。お喋りで場を牽引できる、このパターンの人を喋らせるときは、番組の構成は緩くして、とにかく喋ってもらうことに注力すると良いとおもいます。

2.聞かれたら喋る人

フリートークで喋ることは苦手ですが、自分の得意分野についてなら話せる人です。しゃべってもらうには、何か話のきっかけがが必要です。番組の企画は、その人が喋りやすい内容を絡めたり、いかに面白い切り口で紹介できるかに注力すると良いでしょう。

3.人を喋らせる人

自分からは積極的に話すことはありませんが、人の話を引き出すのが上手い人です。こういう人をメインパーソナリティに立てて、都度、ゲストのように人を呼ぶ構成を考えると、番組の汎用性が広がります。

4.ゲラ

笑い声がとにかく気持ちのいい人です。収録にこのパターンの人がいると話が盛り上がりますし、「1.自分から喋る人」と組み合わせると、これだけで鉄板の番組フォーマットが出来上がりますから、あとは好きな企画を盛り込んでいけます。

5.上のどれにも当てはまらない人

とはいえ、上のどれにも当てはまらない・・・とお嘆きの方は多いかもしれません。何を隠そう私もこのタイプです。が、自分で作るポッドキャストにはしょっちゅう出演しています。話も面白くないし、笑い声を出すわけでもありませんが、自分をメインパーソナリティに立てるのではなく、主役を引き立てる役割を自認しています。もちろん、自分で作る番組ですから、何をしたって文句は言われません。

それでも喋りに自信がない人でも、普段のおしゃべりができれば大丈夫です。何も普段のおしゃべりをそのまま番組にしてしまえばよいのです。また、完全に原稿ありきのしゃべり、朗読をしても面白いですよね。

ポッドキャストは耳で聞くメディアですが、耳で聞くメディアには、とりわけ「どんな人がしゃべっているのか?」ということがとても大きな意味を持ちますし、番組の性格を決定づけます。まずは喋る人を具体的に決めるところから企画を始めてみましょう。

次回は、「企画編その2・番組の内容を決めよう」です。

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