その1 キックオフ
![]() コウエンジくん |
ついに開幕だ〜! |
![]() ブンカケイさん |
なに騒いでるんだよ。うるせえな。 |
![]() コウエンジくん |
うるさいなんて、ヒドイよ! 猫も杓子もワールドカップ一色なんだよ。 ブンカケイさんは知らないのかい? |
![]() ブンカケイさん |
ナニイ、わーるどかっぷ だと? わーるかっぷ といえばサッカーさんの イベントじゃねえか。 骨のズイまで文科系のお前が、 サッカーさんに首つっこむんじゃねえや! |
![]() コウエンジくん |
ひーん、痛いところを! |
![]() ブンカケイさん |
ワールドカップ、てのはだな、 まずは『キャプテン翼』を読むところから、 4年間かけて準備するもんでえ! |
![]() コウエンジくん |
そ、そんな・・・ 4年後の南アフリカ大会までおあずけなの? まだ開幕したばかりなのにー! |
![]() ブンカケイさん |
ま、トーシロが簡単に手を出すなってことでえ。 ・・・まさかお前、わーるどかっぷに便乗すれば 女にモテるとか、考えてるんじゃねえだろうな!? |
![]() コウエンジくん |
ぎくり。 |
![]() ブンカケイさん |
そら見たことか。 神聖なイベントをダシにつかうたあ、太えやろうだ。 サッカーの神様ペレも泣いてらあな。 |
![]() コウエンジくん |
で、でも、ワールドカップを楽しみたいって 気持ちは本物だよう! |
![]() ブンカケイさん |
いいかお前、文科系には、文科系なりの わーるどかっぷの味わいがあるんでえ! トーシロがいきなり、メインストリームの楽しみ方を しようもんなら、足元すくわれっぞ! |
![]() コウエンジくん |
ひいいい!怖いよ〜。 ブンカケイさん! どうやったら文科系の僕にも、ワールドカップが 楽しめるようになるんだい? |
![]() ブンカケイさん |
・・・仕方のねえ奴だ。 それじゃあいっちょう閉幕まで、わーるどかっぷの オツな楽しみ方をしてみようじゃねえか。 |
(つづく)