スズキさん、何か書きませんか、
と言ったら、最初は「え」と遠慮されていた。
でも面白いものができそうだったので、
是非、とお願いした。

その甲斐あったなあ、とつくづく思うわけですよ。

−第16回 結婚の決断−


前の会社の同期から、

「結婚するよ」

というメールが届いた。

最近よく周りが結婚している。

僕はまだ結婚なんて考えられないけど、
いつかはしたいと思っている。
しかし時期については全く考えていない。

結婚を意識するのは一体いつなのだろうか?

人には様々な欲求があるわけで、
結婚によってその欲求が満たされなくなる
恐れもある。

そう考えると結婚に踏み切れない人も
多いのではないだろうか。

特に男は遊ぶのが好きであるため、
結婚して遊べなくなるのを極端に嫌う傾向が
あるように思える。

そんなわけで、もし僕が結婚を
決断するとしたらいつなのか、
というのを考えてみた。

まず、

・相手が妊娠した

というのがあげられると思う。

責任の取れない学生ならともかく、
もはやなんとか責任の取れる立場に
なってしまったので、
もし相手が妊娠してしまったら
結婚を決断するであろう。

逆に言えば、
結婚するために意図的に妊娠させてしまう、
ということもあるかもしれない。
女性にされたら逆に怖くてためらいそうだけど…。

次に、

・宝くじなど高額当選が確定した

なんてどうだろう。
僕が結婚を踏みとどまってしまうのは、
やはり給料が心許ないというのもあるからであり、
それを満たしてくれるものがあれば、
結婚してもいいかと思うかも知れない。

最後に、

・相手から結婚しないと別れると言われた

というのもあるかなぁ。

もしかなり長い年月付き合ってる相手がいて、
特に結婚する理由がないので結婚してなかったりすると、
相手からの決断を促される行為によって
結婚に踏み切るのではないか?
と考えるのである。

以上が僕が考える結婚を決断するかもしれない条件である。

見て貰えばわかるとおり、
明らかに外的要因がない限り結婚する意思がない。
やっぱりなるべく結婚は先延ばしにしたいものなのかなぁ、
という結論に至った。

断っておくが、これは僕が考えた条件である。
他の人がどう思うかはちょっと判断しかねるし、
女性であればもっと違う意見がでるかもしれない。
何しろ女性の方が感性を大事にする傾向が
あるように思えるからだ。

結婚したいときが結婚するとき、と言える人の方が
きちんと結婚できる人なんじゃないかとは
思うんですがねぇ…。