裁判傍聴に行くの巻
第5回:裁判がはじまった
そして検察官(2人組)が、起訴状を
読み上げ始めた。
被告人は31歳。
満員のJR○○線内で、女性に対して
痴漢行為をはたらいた。
痴漢行為は1回だけでなく、
同じ女性に対して7、8回行ったという。
被告人の男性は丸顔で、
どうも愛嬌のある顔立ちをしている。
眉毛がさがっていて、何だか
「困ったなあー」
という顔をしている。
ひとことで言うと、
憎めない顔をしている。
不謹慎かもしれないが、事実そうなのだ。
しかし、であった。
裁判が進むにつれ、恐るべき事実が
明らかになってきた。
何と被告人は、妻の妊娠中に
この痴漢行為をしでかし、
出産直前に逮捕されていたのだ!
うーむ・・・ヒトゴトながら・・・・
つづいて、証人が傍聴席から入廷。
僕はここでまた驚く。
な、なんと、入ってきたのは
被告人の妻だというではないか!
(つづく)