【第8回】

何の知識もない人が見て、「すごい」と思わせる
ものにこそ、価値があると思います。

ポール・スミスという人がいますが、あの人は
セルフプロデュースがうまくて、資本家とかスポンサーを
どんどんつけていって、世界的なデザイナーに
なったんです。

やっぱり起業家的な精神がないと、生き残れないし、
世界を変えることもできないですよ。

今必要とされているのって、楽に観られて、楽しくなれる
ものだと思うんです。
メッセージ性とか、観る側に知識がないとわからない
演劇がありますが、
「そんなの誰が観るんだよ!」って思います。

俺らが目指すのは、楽しくて、疲れをいやせるもの。
今は、そういうエンターテインメントにこそ需要があって、
お金が発生するんじゃないかな。

でも目に見えないものだからこそ、ストイックに
伝える努力をしなくちゃいけないですよね


表現をするからには、趣味的なものは良くないです。
やっぱり「お金をもらう」ということを考えないと。

(おわり!)

今回で、大嶺さんのインタビューは終了です。
ページの向こうに何がある?』では、
大嶺さんが所属する劇団「盗難アジア」への
リンクがはってありますので、ぜひ訪れてみてください!


エンターテインメント論!
大嶺成人さんインタビュー

ものをつくる人たち