第4回:僕が貯金をできなかったわけ
同
期で入社した人の中には、
数年間でかなりの額の貯金を
成し遂げた人がいた。
かなりの額といえば、
まあ、3桁はいく。
どうしてその人にはできて、
僕にはできなかったのか。
公平な視点で考えると、
僕も貯金をまったくしなかった
わけではない。
給与から数万円は貯金していたのである。
数万円というのは微々たる額かも
しれないのだが、
必要経費を差し引くと、
それしか貯金に回せないと判断したのである。
必要経費。
家賃と食費と光熱費と通信費と・・・
ここで強調したいのは、
僕は
『遊興費=遊びの金』
を必要経費の見積りの中に入れていた
という点だ。
ここで
『遊びの金』を無駄とするかどうかで、
価値観が分かれてくると思う。
僕は別に派手に遊ぶわけではなく、
ギャンブルもしないので、
本を買ったり映画を観たり、
ということだったが、
この楽しみを貯金のために
切り捨ててしまうことができなかった。
つまりそれは僕にとっては
無駄なお金ではなかったのであり、
逆に言えば
それを犠牲にしてでも貯金をする、
というくらいの、貯金の必要性を
感じていなかったということになるのだ。
さて、またここで疑問が湧いてくる。
貯金というのは、どうしてするのだろう?
THINK MONEY!
(第5回につづく!)