エコバッグは作りません


ヤトミックカフェのオリジナルグッズで
エコバッグを作りたい、と思っていた
時期があった。

でも、
ふだんからエコバッグを使ってない人間が
エコバッグを作る、というのは
あまりにいい加減じゃないか!?

そんなことも思ったので、
しばらく、 エコバッグを積極的に使う
という生活をしてみた。


それから、約2年が経過した。

そのあいだ、
僕はずいぶんエコバッグについて
いろいろ考えてきた。

僕は今では、コンビニではほとんど
袋をもらわなくなったし
買い物のときには、なるべくエコバッグを
持っていくようになった。

それでも
「ああ、ビニールは便利でいいなあ」
と思ってしまうのだ。

・・・
ビニール袋が優勢なのは、楽だからだ。
手ぶらで買い物に行っても問題ない。

対して、エコバッグは面倒だ。
それを絶えず持ち歩かなくてはいけない。

仕事で疲れきった深夜、
できあいの惣菜を買い求める人たちに
「エコ」は響くだろうか?

・・・
エコバッグは、本当にエコなのか?
という疑問も最近になって呈されてきた。
実はビニールの方がエコなんだよ、
というような・・・

しかし、
ビニールとエコバッグではどちらが
エコなのか?
という問いには、意味がないと思う。

何であれ、地球環境によくないのは
「大量生産、使い捨て」
ということだからである。

作られるものがビニールでも
エコバッグでも、結果は変わらない。

だから
「エコバッグを新たに作る」
ということが、
バカバカしく思えるようになった。

・・・
要は、スーパーやコンビニから
家に帰るまで、
買ったものを入れて持ち歩けるだけの
「容れ物」があればよいのだ。

かつて使われていた買い物かごのように
「いつもの容れ物」があれば、それでいい。

ビニール袋を何度も使い回してもいいし、
ダンボールに入れてもいい。
小さく折り畳めるエコバッグを一つ買って
それをずっと使い続けるのもいい。

必要なのはエコバッグそのものでなく、
「同じ容れ物を長く使える仕組み」
なのではないかと、僕は思うのだ。

ならば、僕は仕組みの方を作りたい。

そういうわけで、余程のことがない限り
ヤトミックカフェのエコバッグは
作りません、なのだ。