7:J-U-S-C-O!!!!!

ザ・お買い物の殿堂「JUSCO」。
主婦の友「JUSCO」。

J-U-S-C-O!!!!!

ついつい、パンクキッズも
コールアンドレスポンスを求めたくなる
そんな大型スーパーには、
さまざまな店舗、ブランドが入っている。

数打ちゃ、何とやらである。

それだけ店があるんだから、さぞかし
女性用の靴も豊富にあるんではないか。

そして、その中には、
男性も履ける様な、ユニセックス的な
靴だって、あるのではないか。

そんな淡い期待を抱いて、向かえば
さすが大型スーパーであった。

靴屋だけで3つもあったのだ!

内訳は、それぞれ

●婦人靴の割合:100パーセント
●婦人靴の割合:60パーセント
●婦人靴の割合:20パーセント

と、バランスも良さそうだ。

まずは
婦人靴20パーセントのラインから攻める。

「あのう・・・すみません。
女性用の靴で、男性も履けるような
デザインの靴はないでしょうか」

「はー」

店員さんは、首をかしげながら
「ここらへんですかねー」
と、女性用ウォーキングシューズの
一帯を教えてくれた。

確かに、
いろいろな靴が並んではいるのだが
やはり、

「FOR WOMEN」

というオーラが強く、
履きたいような靴は発見できない。

つづいて、婦人靴60パーセントのお店へ。

ハイヒールばかりであった。ダメ。

・・・
最後に、望みを託して
婦人靴100パーセントのお店へ。




・・・
ハイヒールばかり・・・。

・・・




アア、これで選択肢がついえた。
足が小さいというのは、難儀なものだなあ。


そうやって、人生を悲観していた、
そのときだった。

ふいに、声が聞こえたのである。


中敷きよ!
中敷きを使うのよ、ヒロミ!



ああ、それは
現状を打開する、天使の一声であった!

※ちなみに
僕はいかなる意味においてもヒロミではない。

(つづく)