舎流楼灯(しゃるろっと)さんのそばにある
「いま」。

最近、東京から横浜へと引っ越した彼女から
見える景色を、切り取ってもらいました。


23 今を生きる

余裕があったらしたいこと、
実はそれって
わたくししゃるが一番したいことなのではないか、
と気づいた今日この頃。

訳あって、東京のど真ん中から
神奈川県の山の中に引っ越してきたわたくし。

もともとこのコラムは
東京のど真ん中で暮らす25歳の女の子の生活を
表現する、というテーマで始まったのだけど。

東京は大好きだけど
しゃるの25歳の東京ライフは
一人ぼっちで寂しかった。

友達はみんな携帯電話の向こうにいた。

一人じゃ意味ないってことを
痛感する毎日だった。

それは、仕事のせいでもある。
大勢の前で
堂々と自己紹介できる仕事じゃなかった。
心無い人々が喜んで飛びついて
好奇心で引っ掻き回されるような
そんな仕事だった。

でもわたしは、負けたわけじゃない
わたしはいつか東京に戻る。
今度は堂々と名乗れる姿で。

だって東京が好きだから。
東京は今を生きてる感じがするから。。