第5回:矢透 → やぶ  2009/11/29

またしても返信遅れてすみません。
毎度毎度、自分の考えの浅さに
気づかされます。

今回は「ケータイ小説」からの
やぶさんの職業としての使命感というのか
ものの見方というのか、
そういうものを感じ、自分の懐の浅さに
またしても恥じ入った次第です。

ケータイ小説というのは
そろいもそろって主人公がレイプされたり
望まない妊娠をしたり、恋人が死んだりと
物語としてはそれはそれはもう、
稚拙も稚拙、まあ散々なわけですが、

それが「癒し」として
あれほど受容されるというのは、
いったい何なんだろうかと。

そして、それさえも売れなくなってきた
時代というのは・・・・。

僕が一番関心があるのは、ケータイ小説が
全然売れなくなってきた中で
彼女たちはどこへ行ったのだろう、
(略)
もしまだ街かどでさまよっているなら、
必要な物語や情報を送ってあげたい
出版人の根本的な願いです。

うーん、そうですね。必要な情報とは
いったい、何なんでしょうね。

リストカットとか、クスリ漬けとか
そういう人たち、そうならざるを得ない
人たちを目の前にして
立ちすくむ自分の姿しか思い浮かびません。

ケータイ小説の衰退とは対照的に
「泣ける」というのは確実に
一ジャンルとして確立された気がします。

「図らずも泣いてしまう」というのではなく
泣くために泣く、とか、「泣く」ことが
目的化してきた気がします。

僕は決して冷血人間ではありませんが
そんな「泣ける」ものがいいのかよ!ケッ!
と思ってしまいます。

読書から離れてしまいました。
どうもすみません!
自由にご返信いただければ幸いです。

(次は、やぶさん→矢透です)




やぶ
編集者をめざして中くらいの出版社に入るも
なぜかスーツを着る営業部隊に。
それはそれで居心地がよくて、はや数年。

「お客さんのほしがるものをすっと出す」
がモットーですが、時にははずして怒られたり。

やぶさんの参加するブログ: ブックブックこんにちは

矢透
ヤトミックカフェ店主。
「趣味は読書」とは決して言えません