月曜日のための音楽

月曜日のための音楽

『月曜日の朝のような、ユーウツな気分のとき
あなたのそばにある音楽は、何ですか?』


U2さんの、月曜日のための音楽

月曜に聞く音楽。 月曜ってのにもにもいろいろある。
軽やかに仕事に向かえる月曜達に、
体が重く鬱々としてしまいがちな月曜達。

爽やかで軽快にリズムよく始めたい日もあるけれど、
ぐっと現実を飲み込んで下腹に力を入れて
「よっしゃやるぞ」
と気合いを入れるとき、
眠い頭をガツンと起こされるようなこの曲を聞きます。

トッカータとフーガ ニ短調 BMV.565(J.S.バッハ)/
ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団の芸術 vol.4

ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団の芸術 トッカータとフーガ ニ短調。

世に言う「ティラリ〜、鼻から牛乳〜〜」
っという旋律(?)の、あの曲だ!

いや、そんなことを書くと、バッハさんに大変失礼なんだけど、
日本ではそれで有名なのだからしかたない(バッハさんごめんね)

で、その曲。
おそらく音楽の授業で聴いたことあるから
知ってるよって人も多いかもしれないのですが、
原曲はパイプオルガンの曲。

パイプオルガン独特の音の重なりや音圧が、
他にはない重厚な音色を持って耳に飛び込んでくる、
鼻から牛乳(バッハさんホントゴメン)。

それを吹奏楽用にアレンジして演奏したものなのだ。

ところで、ギャルド・レピュブリケーヌなんて突飛な名前、
知らない人のほうが多い気がするのだけれど、
実は吹奏楽団の中では世界最高峰と言っても
過言ではないほどの優れた楽団。

吹奏楽に関わったことのある人にはよく
「パリギャルド」なんて略されて呼ばれてたりする。

世界を魅了する輝かしい音を奏でる楽団が、
重厚なサウンドで奏でるトッカータとフーガ。

パイプオルガン版で聴くよりも果てしなく広くて深い、
まるで深海の底から波動と共に突き上げてくる
大陸の地鳴りのようなサウンドは、
これが1967年に録音されたということを
簡単に忘れてさせてしまう。

気合いを入れて創作に打ち込みたいと思っているときには、
自然と選んでいる曲なのです。
ただ一つの注意点は、疲れている時に聴くと、
どっと疲れますのでお気を付けて。

(矢透注:今回ご紹介いただいた音楽は、すでにネット上で
取り扱いがありませんでした。聴いてみたい方、ごめんなさい。)

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