9:熱いんだよ!!!(パソコン編)

ふと、パソコンを買おうと思った。

2008年5月、春の、どこまでも広い
青い空を見上げていたら
急に、パソコンが欲しくなった。

嗚呼、おっ母さん、おら個人的電脳が
欲しいのだよう・・・
北京五輪に合わせて、買っておくれよう
・・・

などと、
中国の少年風に、くだらないことを
書いているあいだにも、僕の手は
火傷の危険にさらされているのである。

なぜか。

パソコンが熱いからである。

冷却装置がどうも、イカレているのだ。

僕が使っているノートパソコンは
2004年に買った、
シャープのMebiusというモデルだ。
池袋のビックカメラで買い求めた。

数年間、このパソコンには
ずいぶんとお世話になってきたのだが


・・・最近どうも、熱すぎるのである。


倦怠期とは真逆を行く、彼女(Mebius)の
情熱には、僕も舌を巻きっ放し。

ヒュー!!

などと、またくだらないことを
キーボードで打っているあいだにも
パソコンに接している手首のあたりが、
熱くて痛くて、いやん、だ。

「・・・もうだめだ!!!」

あるとき僕は、叫んだ。

「熱すぎるんだよ、この×××!!!」

(別にヒワイな言葉を言っているわけではない)

そういうわけで
僕はパソコンを買うことを決意した。

しかし、
前職がシステム関係だった割には
パソコンに詳しくない、で毎度おなじみの
私なのである。

早くも、今回の買い物に
暗雲が立ち込めそうな気配なのであった。

(つづく)