舎流楼灯(しゃるろっと)さんのコラム。
「そばにあるもの」から、さらに世界を広げて
どこへ、いく、のか?


11 カラダとココロ

しゃるは昔
小学生くらいのころ

自分が小さくて・汚くて
酷い人間だと思っていた。
何かの本で
「欠点も売りにしろ」
というフレーズを読んで、
目からうろこが落ちた。

しゃるは自分を克服した。
「**だけどすごい」
という価値観がしゃるを救い
しゃるを変えた。

欠点を払拭するだけの
強力な長所を持てば怖いものはない、
そう思った。

高校生になりしゃるは恋をした。
でも数ヶ月で敗れた。

どうして上手く行かないんだろう?
当時しゃるが認識していた自分は
男だった。
でもカラダは女の子だったから
男の子に恋をした。
男に生まれたらどんなに良かっただろう。
いつもそう思ってた。

心は呼び合う。

誰から教わったかはもう忘れてしまった。
でも経験的にこれは信頼できる真実だと
しゃるは思っている。
だから、女の子になってみることにした。
そして、
半分男の子半分女の子のしゃるが出来上がった。