矢透泰文(ヤトミックカフェ主催者)はある日思ったのだ。
全力で書いて、きちんとコラムしてみたい。
全力で書いて、失笑を買ってしまうのもいい。

タイトルに特に意味はない。
意味がないことにも意味がない。
だから何だっていうんだ。


わかりにくきものよ。


「ヤトミックカフェ」は、僕が一人で
運営してきた“個人サイト”だ。

この数ヶ月のあいだ、
一人ではなくチームで、
つまり団体戦で
ものを作ることはできないか、
とずっと考えてきた。

先日、この「チーム作り」の考えを
ある友人に話してみた。
彼にも何か手伝ってもらえないかと
思ったのだ。

そこで、彼が何気なく言った一言が
僕の胸をついた。

「で、結局、何がやりたいの?」

・・・
うなった。

自分ひとりでやっているときは、
そういうことはわざわざ問わない。

思いついたことを、どんどん形に
していくだけでそれなりに忙しいし、
楽しいし、回ってしまう。

でも、人を誘うときには
その姿勢では、ダメである。

もし船が、
行き先や目的を告げなかったら
その船に乗ろうという船員は
現れるだろうか?

で、僕は今
「自分は何がやりたいのか」
を言葉にしようと、もがいている。

やりたいことは、ある。
でもそれが、なかなか
言葉になってくれない。
抽象的で、即興的で、雰囲気的で
・・・・
ああ、とにかくわかりにくい!
自分の気持ちに正直になればなるほど
わかりにくくなる。

明快に説明ができないような
「わかりにくいこと」
というのは、
世間では疎まれがちである。

わかりやすく言うと何なの?
ひとことで言ってよ!
という言葉が、説得力を持ってしまう。

全てのことに、人の気持ちにさえ
説明が求められて、
できなければ、「ダメなものだ」と
切り捨てられてしまう。
そんな
殺気だった空気を、最近感じる。

そういうのは嫌だなあ。

弱くて小さくて、よくわからないものが
「まあ、とりあえず一杯どうだい」
と、何の説明も言い訳もなしに
ふわふわ生きている世界というのは
いーもんだと思いませんか?

僕はそういうのが好きなんだ。
やっぱりわかりにくいかなあ。