矢透泰文(ヤトミックカフェ主催者)はある日思ったのだ。
全力で書いて、きちんとコラムしてみたい。
全力で書いて、失笑を買ってしまうのもいい。

タイトルに特に意味はない。
意味がないことにも意味がない。
だから何だっていうんだ。


タダ乗りはいやん


タダ乗り(フリーライド)という
言葉がある。

もともとは経済学の用語で、
公共性が強いサービスなどを、
その対価を払わず、利用する人を言う。

例えば
救急車をやたら呼ぶ人というのは、
それに当たるだろう。

僕は思うのだけれど、
表現の世界にもタダ乗りがある。

自分はものを作らないくせに、
他人の作ったものについて、アレコレ言う。


「あんな映画は、俺に言わせれば・・・」

「あの漫画家は、もう終わったね。」


そうやって、したり顔で話している人が、
果たして
自分で物を作って、おのれの作品を
世に問うているか、どうか?

言うだけなら
何だかそんなのってズルイ!
と思う。

そうやって言っている君は、
何か作っているの?
と思う。

そういったところで、
何も出てこないんじゃないか。

表現するのは、楽しいけれど
人目にさらすとなると、
ちょっと怖いことでもある。

それは、多かれ少なかれ、
自分をさらけ出すことなのだ。

無関心とかあざけりとか、
そういう洗礼を受けると思うと、
怖くない、
というほうがどうかしている。

だけどさあ!

人の作り出したものを受け取って
あーだこーだ言って
自分がイッパシの何かをしている様な
そんなのは、ツマラナイ!

そんなものは、表現のタダ乗りだ。

文句を言う暇があるなら
自分で作ればいい。

どんなに稚拙でもいいから
自分で作ればいい。

物を作る人、それを受け取る人、
どちらがエライか、ということを
言っているのじゃない。

でも、自分を安全圏において、
人の文句ばかりを言うような
暗い楽しみより、

ものを作って世に問うほうが、
大変だけどずっと健康的だ。

それは、当たり前だけれど
自分だって例外じゃない。

タダ乗りはいやん!
作りつづけよう。